親子向けIPコンテンツを開発するNicoliが資金調達を実施し新たな展開へ

株式会社Nicoliが5000万円の資金調達を実施

- SNSメディア「実況ベイビー」とは？

株式会社Nicoli（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：原田修佑）が、Dawn Capital、ANOBAKA、笠原健治、G-STARTUPから5000万円の資金を調達した。この資金は、親子向けのコンテンツ開発を加速し、日本発のキャラクターを世界中に広めることを目的としている。

- Nicoliの創業目的と事業概要

Nicoliは「エンタメの力で、親と子の笑顔を紡ぐ」という使命のもと、赤ちゃん動画に実況を付けるSNSメディア「実況ベイビー」を運営。代表の原田は元テレビ東京のアナウンサーであり、子育てを通じてエンタメの魅力に目覚め、2023年に会社を立ち上げた。彼は幼児向け番組を手掛けており、その経験を活かして親子の生活を豊かにすることを目指している。

- 実況ベイビーの成功と影響力

最初のプロジェクトとして開始した「実況ベイビー」は、親から提供された赤ちゃんの動画に対してアナウンサーが実況を施すSNSメディアとして、現在約70万人のフォロワーを抱え、総再生回数は約10億回を超える人気コンテンツに成長。さらに、花王やピジョンなどの企業と連携し、マーケティング支援事業も展開している。

- グローバル市場における機会

日本のエンターテインメントは映画やアニメ、ゲームなどで国際的な成功を収めているが、親子向けのコンテンツにはあまり存在感がない。最近のヒット作品は海外に集中しており、「Cocomelon」や「Baby Shark」がその代表例である。これに対抗する形で、Nicoliは自社の強みを活かし、親子向けIPコンテンツを発信することを決定した。