ビジネスに役立つ新しい計算能力を手に入れよう
最近、ビジネスの現場では、正確な計算力よりも迅速な判断力が求められています。その中でも特に注目されているのが、「ざっくり計算力」です。この力は、概算と暗算を駆使して、必要な数字をすぐに導き出す能力を指します。新刊『仕事ができる人がやっている「ざっくり計算力」を身につける』では、著者である堀口智之さんがこの力を磨くための実践メソッドを紹介しています。
弱点を克服する方法
ビジネスの会話で「暗算が苦手だから」とスマホの計算機に頼っている方も多いのではないでしょうか。しかし、堀口さんの教えを受けることで、その依存から脱却し、数多くのテクニックを学ぶことで、自然と数字を瞬時に扱えるようになります。実際、著書は次のような内容になっています。
Part1: 計算の工夫
ビジネスパーソンは、会議やプレゼンテーションにおいて、サッと数字を出す力が求められます。ここでは、日常的な計算に工夫を加えることで、どれだけ可視化できるかを解説します。
Part2: 基礎が重要
まずは基本のテクニックを身につけます。ざっくり計算ができる能力は、さまざまな場面で役立つ基盤となるため、効率良く教わることが重要です。数を分解したり、近似値を使ったりする技術を学ぶことができます。
Part3: 大きな数の扱い
特に取引先との打ち合わせにおいて、ゼロがたくさんつく大きな数をスムーズに扱う技術を学びます。これにより、複雑な計算でも簡単に理解できるようになります。
Part4: 数字が苦手な人の急所
「割合」や「比」を理解することで、ビジネスシーンで直面する問題に対処するための知恵を身につけます。これらは実に多くのビジネスマンが苦手とする分野ですが、克服するための具体的な方法が示されています。
Part5: データの真実
データがあふれる現代において、受け取った情報に振り回されないための思考法を学びます。適切なデータ理解は、自身の意見を強化する手段にもなります。
Part6: 単位の扱い
日常会話で簡潔に数字を使う方法についても考察されています。単位の扱いに慣れることでコミュニケーションの質が向上します。
Part7: 効果的な数字の使い方
最後に、日常的な会話において数字を効果的に組み込む技術を磨きます。これにより、相手に与える印象をぐっと強めることができます。
著者の紹介
堀口智之さんは、新潟県南魚沼市出身の数学教育者です。彼は、2010年に大人向けの数学教室「和」を創業しました。以来、多くの社会人が彼の教育を受けて、数字に強くなっています。また、彼は「ロマンティック数学ナイト」というイベントも行っており、数学の魅力を広めるため尽力しています。著書には『一瞬で数字をつかむ!「概算・暗算」トレーニング』や『「数字がこわい」がなくなる本』があり、多くの読者に支持されています。
書籍情報
新刊『仕事ができる人がやっている「ざっくり計算力」を身につける』は2025年3月24日に発売予定で、定価は1,980円(税込)です。ISBNコードは978-4-413-11415-8。
この本を手に取り、ぜひとも数字に強いビジネスパーソンへの第一歩を踏み出してください!