新刊『おいしくなあれ』とは?
広島の食文化を象徴するオタフクソース株式会社と地元絵本作家さこももみ先生のコラボレーションによる、1歳から楽しめる食育絵本『おいしくなあれ』が2025年9月4日に発売されることが決定しました。この絵本は、子どもたちが食を通じてコミュニケーションの楽しさや大切さを学べる内容となっています。
食材の楽しさを伝える1冊
『おいしくなあれ』は、鮮やかな色彩で描かれた食材が調理され、実際に食べるという一連の過程を楽しむことができる絵本です。オタフクソースの社員による取材を基に、食や子育てに関する実体験を盛り込み、子どもたちにとって親しみやすく、心に残る物語が展開されます。
この絵本では、「おいしくなあれ」という魔法の言葉を使いながら、料理を作る様子が描かれ、その中には「じゅう~じゅう~」や「ぱりぽり」といったオノマトペが散りばめられています。これにより、読者である子どもたちは、実際に料理をする時の楽しさや、食材に対する興味を気軽に感じることができるでしょう。
家族で楽しめる絵本
『おいしくなあれ』は、親子で一緒に読み聞かせながら、料理を作る動作を真似たり、ストーリーの内容に合わせて楽しむことができる設計となっています。絵本を読み進める中で、子どもたちは様々な食材や料理の名前を覚え、自然と食への関心を高めていくことが可能です。
さらに、絵本に登場する動物たちが「おいしくしてくださーい」と言いながら持ってくる食材を通じて、食の理解を深め、育てる楽しさを見出していくシーンが多く描かれています。
さこももみ先生の思い
さこももみ先生は、絵本の構想を練る過程で、オタフクソースの社員たちの意見を取り入れたことが大きなポイントであると語っています。「おいしいね」という言葉が全ての食事に幸せをもたらすという思いを、絵本を通じて多くの家庭に広めたいと考えています。食事は単なる栄養補給に留まらず、心の成長にも深く関わるものとしています。
書店員の感想
早くからこの絵本を読んだ書店員たちからは、親子で「おいしくなあれ」と唱えながら食卓を囲む姿が目に浮かぶといった温かい感想や、動物たちが持ってくる食材が調理されていく様子に癒される声が寄せられています。特に、各ページに描かれた色とりどりのイラストや、リズミカルな文章に子どもたちの関心も高まり、食育の一環として非常に期待されている作品です。
書籍情報
- - 書名: おいしくなあれ
- - 作: さこももみ
- - ISBN: 9784867168325
- - 判型: B5横
- - 価格: 1,430円(本体1,300円+税10%)
- - 発売日: 2025年9月4日
ぜひ、この新しい食育絵本『おいしくなあれ』を手に取って、家族での楽しい食事の時間を一層彩ってみてはいかがでしょうか。