ウイスキー専門誌『ウイスキーガロア』12月号、特集の魅力を徹底解説！

ウイスキー専門誌『ウイスキーガロア』12月号の魅力

2025年11月12日に発売される『ウイスキーガロア』12月号（Vol.53）は、ウイスキー好きの注目を集める特集が満載です。日本唯一の定期刊行ウイスキー専門誌として、多くのファンに支持され続けてきたこの雑誌。今回は特に、「スコッチ蒸留所名鑑」という人気企画が充実した内容でお届けされます。

スコッチ蒸留所名鑑：バカルディとタイビバレッジ

今号の巻頭特集では、バカルディとタイビバレッジの二つの企業に焦点を当て、彼らのウイスキー造りの背景やその個性を詳しく紹介しています。バカルディはキューバにルーツを持つラムの会社として知られていますが、スコッチウイスキーでも存在感を示しています。一方、タイビバレッジはタイを拠点にする華僑系企業で、ブレンデッドウイスキーの重要な原酒を扱っています。これらの企業のポートフォリオを通じて、スコッチウイスキーの奥深い歴史や特異な蒸留所の魅力が感じられること間違いなしです。

日本で進化するクラフト蒸留所

さらに、特集「日本のクラフト蒸留所最前線」では、富士山の近くに位置する富嶽蒸溜所や、南国宮崎にある尾鈴山蒸留所にも触れています。富嶽蒸溜所はそのリッチなビジターセンターが人気ですが、特に伝統を重んじる富士北麓蒸溜所の試みは注目です。また、俳優パク・ソジュンとのコラボが話題となった尾鈴山蒸留所も、多くの関心を集めています。今年、本格的にウイスキー造りに乗り出した宝酒造の黒壁蔵もあり、新たな未来を感じさせる特集になっています。

黄桜株式会社と丹波蒸溜所の挑戦

創業100年を迎えた黄桜株式会社の丹波蒸溜所についても、特集が組まれています。この蒸留所は清酒やクラフトビールの技術を受け継ぎ、丹波地域のテロワールを反映させたウイスキーを生み出しています。特別な100周年記念ボトルや、初の通年アイテムが披露され、その挑戦の軌跡が読み解かれます。

熊本県の新たな挑戦：山鹿蒸溜所

2021年にオープンした熊本県の山鹿蒸溜所も注目です。ここでは、「女性らしい優雅さのなかに、凛とした芯の強さのあるウイスキー」をコンセプトにしたシングルモルトジャパニーズウイスキーの新製品が登場。山鹿市の歴史や文化背景を持ちつつ、独自のお酒作りが模索されています。

ザ・バルヴェニーの伝統製法

また、ザ・バルヴェニーの伝統製法に関するインタビューも含まれており、カスクフィニッシュの手法を初めて業界に導入したモルトマスター、ディビッド・C・スチュワート氏の話が興味深いです。

まとめ

このように『ウイスキーガロア』12月号は、スコッチウイスキーの世界を深く掘り下げる素晴らしい特集が盛りだくさんです。ウイスキーに関する最新の情報を知りたい方、また酒類業界のトレンドを追っているプロの方々にも、ぜひ手に取っていただきたい一冊となっています。全国の書店やオンラインショップで手に入るこの特別号をお見逃しなく！