新幹線運転士のリアルな日常を描いたマンガ『ゼロ・ケイ国鉄0系新幹線運転士物語』が発売

国鉄時代の新幹線運転士の物語をマンガで体験

イカロス出版が2025年3月6日に刊行する『ゼロ・ケイ国鉄0系新幹線運転士物語』は、国鉄時代の東海道新幹線での運転士の日常を描いたマンガです。原作は、実際に国鉄の運転士を務めたにわあつし氏が手掛け、作画は漫画家のぶらいかんが担当しています。この作品は、運転士が2人体制で運転していた時代のリアルなやり取りや、運転台での出来事を克明に再現しています。

鉄道愛好家必見の内容

本書は、初めて「ひかり105号」として東京から新大阪までの区間を担当する新人運転士の奮闘を描いています。1975年の日本を舞台に、昭和の雰囲気を大切にしながら、運転士としての初乗務の様子や、運転前の点呼、運転中の先輩とのやりとり、そして新幹線ならではの運転台計器の指差喚呼など、詳細な描写が光ります。

このマンガは、新幹線運転士の業務やその魅力を多くの人に伝えるだけでなく、当時の沿線風景や在来線との交差点も描かれており、今では見られなくなった貴重な景色が楽しめるという点でも注目です。読者は、昭和の鉄道の世界にひたることができます。

鉄道とマンガを愛する人々におすすめ

『ゼロ・ケイ国鉄0系新幹線運転士物語』は、鉄道の歴史や文化に興味のある人、特に新幹線のファン、またマンガを愛する方々にとっても嬉しい一冊です。新幹線が日常に与える影響を少しでも感じてもらいながら、国鉄時代における運転士の生き生きとした日常を堪能できることでしょう。

本書は合計11話で構成されており、それぞれのエピソードで新幹線の異なる運転情景や、各地の特色ある風景が描かれます。読者はひとつひとつのエピソードを楽しむことができるでしょう。特に、沿線の建物や自然の描写は、当時の風情が見事に再現されており、見たことのない風景が膨らむことでしょう。