スターバックスと霧島酒造の共同プロジェクトが自然保護活動をスタート

スターバックスと霧島酒造が手を組む新プロジェクト

2026年のオープンを目指すコラボレーションプロジェクト「KIRISHIMA GREENSHIP icoia」を通じて、スターバックスコーヒージャパン株式会社と霧島酒造株式会社は、地域社会および自然環境への積極的なアクションを推進する決意を固めています。このプロジェクトの一環として、宮崎県都城市と一般社団法人more treesが共同で進める「みやこんじょ資源循環森林プロジェクト」（通称ODEN）に参加し、特に地域の森づくりをサポートしています。

ODEN: 資源循環による豊かな自然づくり

「みやこんじょ資源循環森林プロジェクト」は、都城市内の豊かな森林資源を活用し、木材生産や資源の循環利用を推進する取り組みであり、more treesが手がける「多様性のある森づくり」と連携しています。スターバックスと霧島酒造は、両社の知見を活かして、都城の豊かな自然環境を保全しながら地域の森林づくりに尽力しています。

このプロジェクトでは、スターバックスがコーヒーかすを、霧島酒造が焼酎粕を利用してたい肥づくりに取り組んできた実績があります。作成された黄金のたい肥は、都城市内で採取されたイチイガシの種子などを育てるために活用され、将来的には都城の森への植林に繋がる予定です。地域の人々が参加しやすいワークショップも開催され、種子採取や育苗、植林に参加することで、地域の森への興味が高まることが期待されています。

参加型ワークショップの開催

プロジェクトの一環として、2025年12月20日（土）に「森の集い場ワークショップ」も計画されています。このイベントでは、木とコーヒーの香りに包まれた環境で、大人から子どもまで楽しめるコンテンツが用意されています。「つみきで森とまちの未来地図づくり」のほか、小さなスツールやクリスマスツリーの制作、「どんぐり芽吹くかな⁉実験」や「キッズバリスタ体験」、さらには「紙漉き文化再生プロジェクト」による「オリジナル一輪挿しづくり」など、多彩なプログラムが参加者を待っています。

このワークショップは、無料で入場可能ですが、一部は事前予約が必要です。また、定員になり次第締め切りとなるため、参加希望者は早めの予約が推奨されます。

スターバックスと霧島酒造の地域貢献

スターバックスは1996年に日本初出店以来、地元文化や環境を尊重しつつ地域貢献を行ってきました。地域の木材を使った店舗の内装や家具作りなどもその一環です。また、霧島酒造は1916年の創業以来、地域と自然を大切にした焼酎造りを継続しており、2004年からは従業員参加型の植林活動にも従事しています。両社はこのプロジェクトを通じて、持続可能な社会の実現に向けて努力していきます。

2025年10月には都城市とmore treesとの間で、多様性のある森林づくりを促進する連携協定が結ばれ、官民協働の森づくりが進められることが期待されています。地域の宝である魅力的な自然環境を保護し、未来へ循環させるためのこの活動は、今後の盛り上がりが期待されます。