韓国の新作アニメーション映画『口蹄疫から生きのびた豚』
韓国発の注目のアニメーション映画『口蹄疫から生きのびた豚(原題)』の国内配給権が株式会社マーチによって取得されることが発表されました。この映画は、ホ・ボムウク監督による2作目の長編アニメーション作品であり、独特な視点で描かれたストーリーが特に注目されています。
『口蹄疫から生きのびた豚』とは?
『口蹄疫から生きのびた豚』は、口蹄疫を乗り越えた豚の「ピッグH」が、人間になる決意をする姿を描いた物語です。彼は、自らの運命を受け入れ、「ゴミのように死ぬわけにはいかない」という強い意志を持ち、様々な犠牲を払いながら人間の姿へ変わろうと奮闘します。
一方で、もう一人の主人公である“チェ・ジョンソク”もまた、辛い過去から逃れたくっており、人間として生きることに絶望を感じています。彼は、本能のまま生きることを選び、獣のように自由を求めることになります。
この映画は、104分間にわたり、観客に「慟哭と暗闇と絶望」を体験させるとも言われており、視覚的な衝撃とともに深いメッセージを届けることを意図しています。そのため、アジア最大級のアニメーション映画祭「第3回 新潟国際アニメーション映画祭」の長編部門でも賛否を招く反応があり、本作の持つ独自のコンセプトや描写に対する評価が分かれました。
マーチのビジョン
国内の映像コンテンツ市場において、マーチは質の高い作品を配信し続けることを目指しています。数多くのアジアドラマを日本に紹介してきたC7のノウハウを活かし、新たに設立されたマーチでは、アジア映画だけでなく、洋画や邦画など多様なジャンルの映画を安定して劇場で配給し、宣伝も行っていきます。
期待される内容と公開情報
『口蹄疫から生きのびた豚』の邦題や公開予定日などの詳細は、今後発表されるとのことですが、その内容からも感じられるテーマの深さや斬新さにより、多くの注目を集め企業としての新たな挑戦をさらに広げていくものと期待されています。
会社概要
株式会社マーチは、2025年3月3日に設立された新しい映画配給会社で、東京都中央区に本社を構えています。代表取締役の成七龍は、C7の代表取締役も兼任しています。映画の配給や宣伝を通じて、日本国内における映像コンテンツの価値を最大化すべく、今後も詳細を発表していく予定です。