身近な植物で自然の色彩を楽しむ
2025年4月、グラフィック社から新装版『Veritecoの草木染め 春・夏・秋・冬手づくりのある暮らし』が発売されます。本書は、身近にある植物や食材を用いて染色を行う草木染めの基本と応用を紹介した内容であり、日常生活に自然の色合いを取り入れる方法が満載です。著者のVeritecoさんは、瀬戸内海の豊島に拠点を置き、島の美しい自然を感じながらアートを生み出しています。
草木染めとは?
草木染めは、植物から抽出された色素を使って布や糸を染める技術です。本書では、春から冬までの各季節に採取できる素材を紹介し、染色のための手順、道具、媒染の方法などを詳しく解説しています。特に注意を払うべきは、実際に島で見つけた植物を使った染色法で、豊かな島の景色とともにそれらの技術を紹介するページには、魅力的な写真が数多く掲載されています。
視覚で楽しむ草木染めの色彩
本書の魅力のひとつは、各染色技法の結果として得られる美しい色合いの数々です。特に掲載されている色見本スワッチは、染め方の種類や媒染によって変化する色の違いを視覚的に示しており、見る人を惹きつけます。また、写真で説明されている染色のプロセスは、とてもわかりやすく、初心者でも挑戦しやすい内容となっています。
自分だけの手づくり体験
草木染めによって染まった布や糸は、様々な作品へと発展させることができます。本書には、実際の作品作りのアイデアも多く盛り込まれており、読者が自分の手で新しいアートを生み出す手助けをしてくれます。例えば、染めた布を使ったアクセサリーや日用品の制作についても言及されており、幅広い創作活動を楽しむことができるでしょう。
Veritecoの想い
著者のVeritecoさんは、栃木県に生まれた後、東京で20年間を過ごし、2015年に豊島に移住しました。島での豊かな自然と共に生活し、草木染めを通じて多くの作品を生み出しています。地元のイベントにも参加し、彼女の染めたアクセサリーが多くの人々に愛されています。
詳細情報
新装版『Veritecoの草木染め』は、144ページにわたり美しい写真と共に草木染めのテクニックが紹介されています。定価は1,870円(税込)で、Amazonや楽天ブックスなどで購入可能です。また、関連書籍としては『季節の布花標本』があり、こちらも興味深い手づくりのアイデアが詰まった一冊です。
自然から受け取る美しさを生活に取り入れる手段として、草木染めはきっとあなたの暮らしを豊かに彩ってくれることでしょう。ぜひ、新装版『Veritecoの草木染め』を手に取って、より深い手づくりの世界を体験してみてください。