月刊『正論』8月号が特集！安倍元首相銃撃事件の真相に迫る

月刊『正論』8月号が注目特集を展開

産経新聞社が発行する論壇誌「月刊『正論』」の8月号が、7月1日に発売されました。本号の特集は、安倍晋三元首相が奈良市で銃撃され亡くなってから3年が経過したことを受け、その背景に迫る内容となっています。

特集記事には、安倍元首相のブレーンとして名高い麗澤大学の八木秀次教授と、元々安倍元首相の最側近として知られる産経新聞の論説委員、阿比留瑠比氏の対談が含まれています。二人は、事件についての詳細や、その時の政治的背景について深い議論を交わしています。

対談内容の概要

八木教授は、事件を通じて安倍元首相がどのように政治の中で影響力を持っていたのか、またその死が残した影響について分析しています。また、阿比留氏は当時の政治シーンを念頭に置きつつ、如何にしてこのような事件が起こり得たのかを論じています。

加えて、文芸評論家の小川栄太郎氏が寄稿した記事では、安倍元首相の死後、保守派が直面している病理について述べています。彼の視点から見ると、安倍氏が亡くなったことは単に一人の政治家を失っただけではなく、保守思想そのものが問い直されるきっかけになっていると言えます。

さらに、河崎眞澄氏は安倍元首相の「師匠」として李登輝氏の影響を考察し、衛藤晟一氏は参院議員としての引退についての私見を語っています。彼の意見によれば、未完の安倍政治が今も影響を及ぼしているといいます。

海外情勢に関する解説

特集には国内の話題だけでなく、国際情勢に関する興味深い寄稿も数多くあります。イスラム思想の研究者である飯山陽氏は、イランを非難しない理由について言及しています。また、龍谷大学の李相哲教授は新たに就任した韓国の李在明大統領の対日政策について警鐘を鳴らしています。韓国政情から日本へ与える影響を考察する意味でも、非常に参考になる内容です。

追悼特集とその他の記事

特集以外にも、伝説的な名選手、長嶋茂雄氏に対する追悼グラフが掲載されており、彼の偉業が改めて特集されています。小早川毅彦氏と井上和彦氏の対談もあり、昭和の名選手がどれほどのエールを送ってきたのかを振り返ります。

このように、月刊『正論』8月号は安倍元首相を巡る様々な視点からの分析が盛り込まれる、高度な知的刺激を与える一冊となっています。興味のある方はぜひ書店で手に取ってみてください。