愛媛県の魅力を伝える「Eのさかな」、全34巻が図書館に寄贈されました

地域に根ざした取り組みを支える「Eのさかな」

佐川印刷株式会社が愛媛県内の市立・町立図書館に、フリーペーパー「Eのさかな」のバックナンバー全34巻を寄贈しました。この寄贈は、地域社会の漁業支援と魚食の普及に貢献するために行われたもので、持続可能な海洋資源を守るSDGs目標14にも寄与しています。

「Eのさかな」とは？

「Eのさかな」は、愛媛県内の漁業を応援し、地域の水産物の消費拡大や魚食の普及を目的に、2016年3月に創刊されました。このフリーペーパーでは、毎号異なる魚種を特集し、その魅力や料理法、漁業の現場を広く紹介しています。

これまでに特集された魚種は非常に多様で、マダイやハモ、ブリ、スマ、カツオなど、愛媛県周辺で水揚げされる魚が取り上げられています。特に、魚の調理法や旬の情報が詳しく掲載されており、地域の漁業に対する理解を深めるための貴重な資料となっています。

寄贈の背景とその意義

近年、漁業界は少子高齢化や後継者不足という課題に直面しています。そのため、今後の世代に愛媛の魅力を伝えることが重要です。愛媛県は、全国でも海面養殖の生産量が1位であり、この豊かな水産資源を次世代に引き継ぐための取り組みは、非常に意義深いものといえるでしょう。

今回の寄贈により、子どもたちや地域住民が「Eのさかな」を通じて愛媛の海や漁業の素晴らしさを再発見するきっかけを提供しています。この活動を通じて、子どもたちが未来の漁業を担う存在として成長することを期待しています。

2025年7月7日には、佐川印刷の代表取締役社長である佐川正純氏が、愛媛県教育委員会の高岡教育長に対し「Eのさかな」バックナンバー全34巻の贈呈式を行いました。これにより、愛媛県内に広がる市立・町立図書館において、多くの方々がこの貴重な情報を手に取ることが可能になります。

佐川印刷株式会社の地域貢献活動

佐川印刷は、地域社会や環境への貢献を企業活動の重要な柱として位置づけています。「Eのさかな」を通じた漁業支援や海洋資源の保護を含む地域貢献活動を行い、持続可能な未来の実現に向けて尽力しています。その結果として、愛媛県内だけでなく、全国的な水産業の理解促進にも寄与しています。

漁業関係者からの支持

実際に、多くの漁業関係者からも「Eのさかな」に対する高い評価が寄せられています。例えば、愛媛県庁の営業本部からは海外販路開拓に役立っているとの声があり、宇和島水産高校の教育者からも教育現場での活用が認められています。また、地元人気の回転寿司店でも「Eのさかな」の情報を参考にした特別メニューが提供されています。