法律の闇を暴く!『知るほどヤバイ』の内容とは?
KADOKAWAから6月18日に発売された『知るほどヤバイ 知らないともっとヤバイ 法律の闇』は、著者であり弁護士でもあるたぬじろうが描く衝撃のマンガです。法律に関する無知がどれほど恐ろしい結果をもたらすか、さまざまな実話を基にした内容になっています。
本書には驚くべきエピソードが満載。第一章では、亡き父の借金が引き起こす悲劇的なストーリーが描かれています。突然の訪問者から、「生前にお父様にお金を貸していた」と言われた主人公。最初は軽い気持ちで1000円を渡すものの、その結果引き起こされる予想外の展開には思わずハラハラさせられます。このように、相続に関する無知は、時として取り返しのつかない事態を招くことを強く印象付けます。
続く第二章では、不倫にまつわる理不尽なエピソードが紹介されます。妻の不倫発覚で「慰謝料を取るぞ!」と意気込む男性が、まさかの事態に直面します。本来であれば慰謝料を請求する側に立つはずが、逆にお金を支払わなければならない状況に…法律とは時に予測不可能な展開をもたらすものです。他にも、離婚の決断とお金の計算にまつわる興味深い内容が詰まっています。
第三章では、戦後最大の冤罪事件とされる「袴田事件」を取り上げます。1966年に逮捕され、長い年月が経つ中で証拠のねつ造や違法な取り調べが行われたこの事件は、58年後にようやく無罪判決を受けるという衝撃的なものでした。この章では、司法の暗い裏側や、社会が抱えるさまざまな問題についても触れており、法律の欠陥や不公正さに鋭く切り込んでいます。
この作品は法律に無知な人々に対して警鐘を鳴らすだけでなく、知識を得ることが重要であるというメッセージを発信しています。法律について知識がなければ、思わぬ地獄に足を踏み入れてしまうという恐怖が、緻密に描かれています。
著者プロフィール
著者のたぬじろうは、弁護士として活動しながら、平日夜に法律に関するマンガをSNSで更新しています。法律知識を身につけるだけでなく、楽しみながら学べるような作品には、多くの人々の共感を呼び起こす要素が詰まっています。
書誌情報
- - タイトル: 知るほどヤバイ 知らないともっとヤバイ 法律の闇
- - 定価: 1,430円(税込)
- - 発売日: 2025年06月18日
- - ページ数: 144ページ
法律の世界に隠された闇を知ることで、自らを守る力を身につけましょう。興味を持った方は、ぜひ手に取ってみてください。読者にとって新たな学びと驚きが待っています!