飛騨市図書館ワークショップ
2025-08-22 15:52:09

岐阜県飛騨市で市民参加型図書館運営ワークショップ開催

新たな図書館運営への挑戦


岐阜県飛騨市が新しい試みを打ち出しました。市民自身が図書館の運営内容を決めるワークショップ『飛騨市図書館未来ミーティング2025』を開催することになりました。このプロジェクトでは、市民からのアイデアを募り、その成果を「第3期飛騨市図書館運営方針」として形にします。ワークショップの1回目はアイデア出し、2回目は有識者との対話を通じて、より具体的なプランを練り上げる予定です。

ワークショップの詳細


まず、ワークショップは2025年9月7日の日曜日、午前10時から正午まで、飛騨市図書館で行われます。参加者は自由に図書館でやってみたいことや地域との新しい繋がり方について話し合い、未来の図書館に対する思いを語り合います。特に、図書館が市民のニーズに応えるためにどのように進化するべきかを考える場となります。

持続可能な図書館の必要性


飛騨市の図書館は、公共の場としての役割が強く求められています。新型コロナウイルスの影響で利用者数が減少している中、図書館の存在意義が再構築されています。現在、年間の利用者が約8万人に減少しているため、持続可能な運営モデルを見つけ出すことが急務です。過去にはジャズライブや朗読イベントなども企画されましたが、今度は市民からのさらなるアイデアを受け入れ、新しい図書館の在り方を探っていく考えです。

参加者の声と期待


特に中高生からの意見を重視し、「動画制作ブースを設置したい」「持ち込み企画をしたい」「カフェの併設があれば」といった、自由で革新的なアイデアを次期方針に取り入れることが狙いです。図書館副館長の西倉幸子さんは「皆さんの思いやアイデアを集めて新しい図書館を共に育てていきたい」と期待を寄せています。また、制作過程をもちろん公開し、他の公共図書館運営の新たなモデルにしたいとのことです。

地域の魅力と文化資源


飛騨市は自然環境に恵まれ、ユネスコの無形文化遺産(如古川祭・起し太鼓)など多彩な文化資源が存在します。飛騨市図書館は、アニメ映画『君の名は。』のモデルとなったこともあり、全国から多くの人に愛されてきた場所でもあります。今後も地域社会の力を借りながら、図書館の新しい価値を創出し、より多くの人に利用される場にしていきたいとしています。

最後に


今回の『飛騨市図書館未来ミーティング2025』は、公共図書館にとって新しい時代の一歩です。市民が自らの声を持って図書館の運営に参画することにより、ただの書籍の貸し出し場所ではなく、地域に根ざした文化の発信拠点へと変わっていくことでしょう。興味のある方は是非参加を検討し、アイデアで図書館を変えていくチャンスです。参加申込は市のホームページより可能です。


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