点字版『普通をずらして生きるニューロダイバーシティ入門』刊行
2024年4月1日、リンクタイズ株式会社がForbes JAPAN特別編集の書籍『普通をずらして生きるニューロダイバーシティ入門』の点字版を発行します。この貴重な書籍は、視覚に障害を持つ方々にも多様性の重要性を伝えたいという思いから生まれました。
多様性の理解を深める重要性
伊藤穰一氏と松本理寿輝氏が執筆したこの書籍は、ニューロダイバーシティの視点から教育のあり方を問い直す内容になっています。彼らの提案は、教育現場での多様性の尊重が新たな社会の設計につながることを示しています。
5月8日からは全国47カ所の点字図書館へ、伊藤氏自ら寄贈される予定です。この取り組みは、視覚障害者の方々に新しい知識を提供し、社会全体がより包摂的になるきっかけを創造するものです。
点字版書籍の背景
本書の発刊は、ニューロダイバーシティの考えに基づき、多様性が教育や社会の発展にどのように貢献できるかを考える一つの試みです。著者の一人、伊藤氏は、すべての人が平等に情報にアクセスできる環境が必要だと強調しています。この点字版の発行により、多くの人がニューロダイバーシティについて考える機会が提供されることを願っています。
書籍の詳細
- - 書名: 普通をずらして生きるニューロダイバーシティ入門
- - 著者: 伊藤 穰一、松本 理寿輝
- - 発行日: 2024年4月1日
- - ページ数: 168ページ
- - 価格: 1,430円(税込)
- - 発行元: リンクタイズ株式会社
- - 販売元: 株式会社プレジデント社
書籍の内容
本書では、ニューロダイバーシティとは何か、保育園や学校における多様性の必要性、さらには「共育て」を推進する方法に関する章が設けられています。具体的には、以下のような内容が盛り込まれています:
- - 序章: ニューロダイバーシティとは?
- - 第1章: 「変わってる」を肯定する保育園
- - 第2章: ダイバーシティはなぜ必要なのか
- - 第3章: 「孤育て」から「共育て」への転換
- - 第4章: 「ニューロダイバーシティの学校」を作る
- - 第5章: web3がもたらす可能性
- - 終章: 未来を見据えた新時代への提言
著者陣について
伊藤穰一氏は、デジタルアーキテクトやベンチャーキャピタリストとして活躍し、教育や科学のシステム改革に取り組む人物です。一方、松本理寿輝氏は、保育の現場を地域づくりの拠点として位置づけ、実践的な教育を推進しています。両者の知見と経験が詰まった本書は、多様性を理解し、受け入れる社会を築くための手引きとなるでしょう。
まとめ
点字版『普通をずらして生きるニューロダイバーシティ入門』の刊行は、視覚障害者の方々に新たな学びの機会を提供し、多様性に富んだ社会を構築するための大きな一歩です。今後の展開に期待が高まります。