関西外国語大学の新たな試み
関西外国語大学(大阪府枚方市)が新たに企画した特別プログラム「Manga Art Institute(MAI)」が、2026年の夏にスタートしました。このプログラムは、外国人学生を対象に本格的なマンガ制作の技術と知識を伝授することを目的としており、6月23日から7月18日までの約4週間にわたって実施されます。日本国内外の幅広い地域から集まった29名の留学生が、このプログラムに参加しています。
Manga Techniquesからの進化
関西外国語大学では、外国人学生別科の一環として「Manga Techniques」という授業が開設されており、近年の日本のアニメ・マンガブームに乗り、屋外からの留学生を多く迎え入れています。新設された「Manga Art Institute」は、この授業を基本に、より本格的なマンガ制作を学べる内容となっており、特にプロの漫画家を目指す学生に向けた初級コース的な位置づけです。
プログラムの詳細
プログラムは多岐にわたり、内容も充実しています。「Manga Techniques」を担当するデヴィット・ヤマト講師を中心に、プロのイラストレーターによる講義や著名なマンガ家のゲストスピーチ、さらには大阪や京都で行うフィールドワークなどが組み合わされています。これにより、受講生たちが「プロの視点」と「ビジネスの視点」を持ちつつ、自らのオリジナル作品を制作できるよう目指します。
初日はオリエンテーションが行われ、留学生別科のザーカー教授がプログラムに参加する意義を紹介しました。「このプログラムは2年間かけて準備しました。マンガはもちろん、日本文化を楽しむ機会もたくさんありますので、しっかり学んでください」という言葉に、参加学生たちはその意気込みを新たにしました。
学びの広がり
このプログラムでは、ストーリー構築から絵コンテやレイアウト、コマ割りの技術、さらにキャラクターデザインやスクリーントーン、タイポグラフィといった専門技術も身に付けます。実践的な演習やフィールドワークを通じ、学んだことをすぐに適用できる環境が整っています。また、京都の国際漫画ミュージアムや大阪の日本橋でんでんタウンでのフィールドワークもあり、実際の制作現場を体験できる貴重な機会です。最後には、受講生がそれぞれ自身のポートフォリオを制作し、その作品集をコンベンションで展示・販売することが予定されています。
受講生の声
プログラムに参加する留学生たちからは期待の声が溢れています。アメリカからのケリーさんは、「少年もののアニメが大好きで、プロの漫画家を目指しています。全ての講義に興味があるので、楽しみです」と語りました。また、ウィスコンシン大学からのノラーン・ウォルレさんも、「このプログラムは教授からの勧めで知りました。アナログとデジタルの技術を高め、ビジネス展開に結び付けたいです」と熱意を見せています。
ヤマト講師からの期待
プログラムを指導するヤマト講師は、「マンガ制作の基本はクリエイティブ・ライティングです。常に読者を意識し、読者としっかりとコミュニケーションを取ることが大事です。何を読者に伝えたいのかをじっくり考えてもらいたい」と受講生にメッセージを送りました。このプログラムを通じて、未来の漫画家たちがどのように成長していくのか、今後の展開に期待が寄せられています。
お問い合わせ
関西外国語大学の詳細については、以下の公式サイトをご覧ください。
関西外国語大学
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関西外国語大学は、さまざまな国からの留学生と共に国際交流を進め、教育の向上に努めています。今後も彼らの活動に注目が集まることでしょう。