松岡正剛の新プロジェクト
2025-08-12 10:49:07

松岡正剛の知を受け継ぎ、新たな編集工学プロジェクト始動

松岡正剛の知を受け継ぎ、新たな編集工学プロジェクト始動



2025年8月12日、編集工学研究所は、創始者松岡正剛の一周忌に合わせ、「松岡正剛 Re-Edit Project」を開始すると発表しました。このプロジェクトは、松岡によって残された様々なコンテンツを再編集し、次世代へと知の回路を広げることを目的としています。具体的には、未公開の講義録の編集・出版や講義映像の提供、過去の研究資料の再構成、教育現場への導入など、多岐にわたる取り組みを予定しています。

松岡正剛の思想を未来に



世界が直面しているAIの台頭や国際情勢の混迷、地球環境の危機など、未曾有の変化により、既存の価値観が見直される時代が訪れています。このような背景の中で、松岡正剛の編集工学の手法が再評価される流れが生まれています。編集工学は、あらゆる情報を「編集」という視点から処理し、価値を見出す手法であり、その知見を再解釈して未来に活かすことが求められています。

プロジェクトの詳細



Project 1: 『松岡正剛の講義録集成』の出版


初回のプロジェクトとして、松岡正剛が行った講義の中から厳選された内容を再編集した書籍が、2026年の夏ごろに刊行される予定です。松岡の情熱的な講義を広く一般に届けることを目指しており、これまで体験できなかった「松岡の語り」を多くの人々が享受できるチャンスです。

Project 2: 『情報の歴史21 増補版』のゲーム化


松岡が監修した『情報の歴史』は、1990年の初版から発展を遂げてきました。最新の増補版では2023年までの情報を追加し、これを教材としてゲーム化する取り組みも進行中です。教育やビジネスの場で、学びを楽しいものにするためのカードゲームが開発されています。

Project 3: OPERA PROJECT


物語研究を通じた探求が着々と進んでいるOPERA PROJECTでは、松岡の視点を用いて物語の構造を分析し、これを社会に役立てる方法について検討が進められています。2026年には、最新の研究成果をもとに書籍を発表する予定です。

Project 4: イシス編集学校の「Remix 校長校話」


イシス編集学校では、松岡正剛の過去の講義を再編集し一般公開する企画が開催されています。この取り組みは、編集工学を学びながら多様な視点での議論を行う場を提供し、知識の共有を促進しています。

松岡正剛事務所の活動


松岡正剛事務所は彼の追悼イベントを企画し、未発表の資料を活用した書籍化も進めています。2025年から2026年にかけて、ミュージシャンとの共演を通じた音楽イベントを開催し、松岡の功績を称える活動が展開されています。具体的には、あがた森魚や山下有子など著名なアーティストとの交流イベントが行われる予定です。

今後の展望


編集工学研究所と松岡正剛事務所の新たなプロジェクトは、ただの知の継承にとどまらず、松岡正剛が生涯追求してきた「編集とは何か」という問いに対する新しい答えを模索するものです。これらの様々な取り組みによって、松岡の思想と方法論が次世代へどのように継承されていくのか、今後の動向に注目です。これからの情報発信は、編集工学研究所のウェブサイトやニュースレターをチェックすることで得ることができます。


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