画家・蟹江杏初の小説『あの空の色がほしい』が話題！感動の声が続々と

蟹江杏初の小説『あの空の色がほしい』が重版決定！

2025年度の中学入試で最多出題となった蟹江杏さんの小説『あの空の色がほしい』が、話題の中心となっています。発表されたのは、株式会社河出書房新社からの重版で、4月23日に新たに出版されることが決定しました。この作品は、初めての小説として期待が寄せられた蟹江さん自身の自伝的要素も盛り込まれており、感動を呼んでいます。

小説の内容と魅力

『あの空の色がほしい』は、2024年5月30日に発売された作品で、そのストーリーは小学生の女の子・マコと、近所で「変人」と噂される芸術家のオッサン先生との独特の交流を描いています。学校で孤立しているマコが、オッサン先生との出会いを通じて自分自身を見つけ、成長していく過程が温かいタッチで綴られています。この物語には、多くの著名人からの称賛の声が寄せられています。

例えば、作家の落合恵子さんは「群青色の色鉛筆が、すきになった。自分を前より、すきになった。そうして誰かをも、すきになった」と、その作品の影響を感じ取っています。彫刻家の吉田穂積さんも「75のお爺さんも、ドキドキ、ワクワクしながら読みました」とコメントし、ストーリーの奥深さに感銘を受けています。

心に響くメッセージ

本作が持つメッセージは、現代においても非常に重要なテーマを扱っています。80年代後半の東京・日野市を背景に、「オッサンの家」というサードプレイスでの体験を通じて、自己のアイデンティティを見出す過程を描いています。人工知能が急速に進化する現代だからこそ、心に響く作品としての存在感を示しています。

教育者の堀川拓郎氏は「ヒトの感性や想像力を刺激する作品で、まるでアートの世界に飛び込んだような感覚が味わえます」と、本作の持つ魅力を語ります。読後には日常の風景が色鮮やかに変わり、「自由ってなんだろう？」と問いかけるような作品です。

今後の展開と注目

『あの空の色がほしい』は、今後も多くの人々に影響を与え続けることでしょう。すでに多くの中学校での出題が噂されており、学びの場においても重要な役割を果たしています。名作として語り継がれること必至のこの作品を、ぜひ手にとってみてはいかがでしょうか。

特設ページでは、読者から寄せられた感想やコメントも随時更新中です。

基本情報

- 作品名：あの空の色がほしい
- 著者名：蟹江杏
- 発売日：2024年5月30日
- 重版出来日：2025年4月23日
- 定価：1,980円（税込）
- 書誌URL：こちらをクリック

作家・蟹江杏について

蟹江杏さんは、東京都出身の画家であり、自由の森学園を卒業後にロンドンで版画を学びました。その表現は自由なスタイルと豊かな色彩を特徴とし、多くの人々に感動を与えています。また、彼女はNPO法人3.11こども文庫の理事長としても活動しており、子どもたちに絵本や画材を届ける事業にも力を入れています。自身のアートを通じた活動が評価され、「Penクリエイター・アワード2021」では特別賞を受賞しました。

蟹江杏さんの活動は、アート界だけでなく、教育の場でも重要な影響を与えています。彼女の作品を通じて、自由な感性と想像力を育むことができるのです。是非、『あの空の色がほしい』を手に取ってみてください。