2026年夏、古代史の謎解きに挑む本が登場
考古学ファンにとって待望の書『徹底踏査飛鳥・藤原の宮都』が、2026年の世界遺産登録を目指す中で発表されます。この本は、著者である考古学者、来村多加史氏が長年の研究から得た知見をもとに、飛鳥と藤原の宮都の奥深い歴史を探求しています。2026年5月11日、NHK出版からの発売が予定されています。
調査法〈踏査〉で迫る古代史の真実
この著書は、考古学者であり、観光ガイドとしても30年以上の実績を持つ来村氏が執筆しています。彼は、古代の痕跡である宮殿や寺院、古墳などに目を向け、地形を読み解き、文献を紐解くことで新たな仮説を立てています。本書では、彼の特異な調査法〈踏査〉を通じて、具体的な歴史の姿を明らかにする手法が紹介されています。読者は、古代の出来事を自ら推理することができる貴重な体験を提供されるでしょう。
各章の見どころ
本書は、以下の五つの章に分かれています。それぞれの章では、考古学者の視点を取り入れながら、具体的な事例とともに謎解きに挑みます。
第一章: 石造物の謎を解き明かす
この章では、飛鳥に存在する不思議な石造物に焦点を当て、その背後にある意図や歴史的背景を考察します。読者は、実際に石造物を観察することの重要性を学び、その観察法を身につけていくことでしょう。
第二章: 飛鳥京の基準線を探る
古代官道がどのように設計されていたのかを探求し、飛鳥京が持つ計画性とその意義を明らかにします。国家的モニュメントがどのように位置づけられていたのか、その全容が解き明かされていきます。
第三章: 狂心渠(たぶれごころのみぞ)をたどる
酒船石の奇妙なくぼみやその遺跡にまつわる歴史を追い、古代人の思いや生活に迫ります。論理的に展開される考察を通じて、どのように歴史が形作られていったのかを理解することができます。
第四章: 藤原京の「聖なるライン」を検証
天武天皇の悲願である藤原京の設計から、理念やそれを実現した知識人たちの功績を探ります。歴史の中の人物たちがどのように都を形成していったのか、その視点から考察が進んでいきます。
第五章: 飛鳥陵墓区の風水を観る
飛鳥陵墓区の古墳が持つ風水的な意味を考え、その立地の重要性を理解します。古墳踏査のモデルコースも提示され、実際に自分自身の足で古代を感じることができる内容となっています。
著者のプロフィール
来村多加史氏は1958年生まれの考古学者であり、長年にわたり実地での調査活動を行ってきました。阪南大学教授を経た後、フィールドワーカーとしての活動を続け、考古学の普及にも力を入れています。彼の著書は学術的なものから一般向けのものまで幅広く、多くの読者に支持されています。
書籍の詳細
- - 書名: 徹底踏査飛鳥・藤原の宮都
- - 著者: 来村多加史
- - 出版社: NHK出版
- - 発売日: 2026年5月11日
- - 定価: 1,980円(税込)
- - ページ数: 272ページ
- - ISBN: 978-4-14-082011-7
- - ECサイト: NHK出版
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この本は、歴史や考古学に興味のある方には必見の一冊です。古代の謎に迫りつつ、読者自身も考古学者の視点を楽しむことができる、まさに刺激的な内容が詰まっています。