新刊:破壊解析
2025-07-23 11:55:51

粒子モデルによる破壊解析を解説した新刊が登場!

新刊紹介:『はじめてのPeridigm粒子モデルによる破壊解析』



株式会社インプレスが新たに刊行した書籍『はじめてのPeridigm粒子モデルによる破壊解析』は、最新の解析技術である粒子モデル破壊解析を用いた実践的なガイドブックです。本書の著者、柴田良一氏は、岐阜工業高等専門学校の教授として、構造解析や流体解析の研究に取り組んでおり、特にオープンソースツールの活用に積極的です。

この書籍は、破断や飛散といった複雑な破壊現象を数値解析するためのツールPeridigmと、破壊解析支援システムFRAXSTの活用法を詳述しています。これまでの構造解析では難しかった多様な破壊現象を、未経験者でも取り組めるように解説されています。

発行の背景と目的



近年、ものづくりの分野では構造解析の重要性が増しています。特に、自動車や建物、機械部品の衝突や破壊の現象を正確に予測できる技術が求められています。その中で、粒子モデル破壊解析は、従来の有限要素法などの手法では対処できなかった新たな視点を提供します。この本は、技術者や学生がこの解析手法を広く理解し、実践できるように設計されています。

内容の概要



本書は五つの章から成り立っており、粒子モデル破壊解析の基本から、実際の解析環境の構築、例題の演習などが含まれています。

1. 第1章では、粒子モデルの基礎を解説し、Peridynamicsに基づく破壊解析の理論を紹介。
2. 第2章では、Windows環境におけるPeridigmの導入方法を詳細に説明。
3. 第3章では、実際の例題を通じて解析手順を理解することができます。
4. 第4章では、FRAXSTの導入と設定、動作確認を行います。
5. 第5章では、2物体が衝突した際の解析を通じて、より高度な解析技術を学びます。

この本には、読みやすい解説と図表が多数掲載されており、途中でつまずくことなく理解を深めることができます。特に、破壊現象は実際のものづくり現場で頻繁に遭遇する問題であり、技術者や学生にとって非常に役立つ情報が詰まっています。

著者について



柴田良一氏は、構造解析・破壊解析の第一人者であり、この分野でのオープンソースツールの利活用に情熱を注いでいます。大学や高専での教育活動を通じて、次世代の技術者たちを育成する役割も担っています。彼の研究や著書は、オープンCAE学会や日本建築学会などで広く認知されており、これまで数多くの著作を刊行しています。

販売情報



電子書籍版は1800円(税別)、印刷書籍版は2600円(税別)で販売中です。Amazonや楽天koboなどの各ストアで購入可能で、今後は全国の書店でも注文できます。

デジタル化が進む現代において、本書は技術者や学生に新たな視点と知識を提供する価値ある資源となることでしょう。手に取って新しい解析技術を学ぶ一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。


画像1

関連リンク

サードペディア百科事典: Peridigm 粒子モデル 柴田良一

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。