中世ヨーロッパの修道女たちを描く新作漫画『シンデレラの反乱』が年末登場

中世の修道女たちの物語『シンデレラの反乱』

2025年11月8日、株式会社新潮社から歴史漫画界の新たな波を巻き起こす作品、『シンデレラの反乱』が登場します。この作品は、中世ヨーロッパの宗教戦争を背景にした物語で、漫画家大西巷一氏による力作です。

物語の背景

『シンデレラの反乱』は、6世紀のフランク王国を舞台にしています。主人公は、ネウストリア王家の血を引く修道女バシナ。彼女は二人の継姉によって苛まれながらも、「汝の敵を赦しなさい」という教えを胸に耐え忍んでいます。その背後には、9年前に彼女の実の母と兄が継母フレデグンドによって焼き殺されるという悲劇がありました。

■ バシナの運命を変える出会い

そんな日々を送っていたバシナの前に、パリ王国の王女クロティルダが現れます。この二人の出会いが、修道院を巻き込む大きな反乱を引き起こすこととなります。この物語は、世界的に有名な童話「シンデレラ」のモデルとなった歴史的事実に基づいており、ただのファンタジーではない重みがあります。

コミックバンチKaiフェアの開催

『シンデレラの反乱』の第1巻発売を記念し、同日の11月8日から「コミックバンチKai」歴史漫画フェアが開催されます。このフェアでは、対象の漫画を複数購入することにより、特典として総勢9名による描き下ろし漫画小冊子がもらえるという特典も用意されています。

フェア対象の作品には、他にも『暴食の董卓』や『三日月の国オスマン千夜一夜』など注目のタイトルが並びます。詳細については公式サイトをご覧ください。興味ある方はぜひ参加してみてください。

大西巷一氏について

大西巷一氏は、1973年に北海道で生まれました。彼は1997年に『豚王』で「アフタヌーン四季賞」を受賞してデビューした後、数々の人気作品を生み出しています。『女〓 JOKER』や『乙女戦争ディーヴチー・ヴァールカ』など、多くのファンに支持されている作家です。彼の作品は、歴史的な事実を基にしたものが多く、リアリティとドラマが組み合わさった深い内容が特徴です。