新しい図書空間「ほんのもり 駒込本家」誕生
2025年11月18日、東京都豊島区に新たな文化的拠点、「ほんのもり 駒込本家」がオープンします。この施設は、著名人が選んだ本に囲まれた穏やかな読書時間を提供し、訪れる人々に特別な体験をもたらします。
「ほんのもり 駒込本家」の特徴
「ほんのもり 駒込本家」は、1960年に完成した歴史的建物「啓宜荘」を改装して作られました。改装に当たっては、その建築的な魅力を大切にしながら、現代的な快適さを加えた空間に仕立てられています。ここは、ゆったりとした静寂の中で読書に集中できる理想的な場所です。
この施設を設計したのは、著名な建築家山脇巌。彼は多くの名建築を手がけ、名声を博しています。そんな彼の作品を新たに再生した「ほんのもり 駒込本家」では、過去の感覚と現代の快適さが融合し、読書を通じて心を整えることができる場所が整っています。
著名人が選ぶ「贈りたい本」
「ほんのもり 駒込本家」では、2020年から続いている「大切な人に贈りたい本」シリーズも収蔵されており、著名人が選んだ特別な書籍が揃っています。これにより、ただ本を読むだけでなく、選ばれた過程や背景を感じながら過ごせる特別な空間が提供されます。特に、出版社や企業の推薦書籍も取り扱っているため、幅広いジャンルの本を楽しむことができます。
深煎りの珈琲で静けさを深める
読書を楽しむ時間には、特別に選ばれたシングルオリジンの珈琲も提供されます。ソルフレア株式会社が厳選したこの珈琲は、業界トップクラスのプロフェッショナルによって焙煎され、香り高い一杯を楽しむことができます。読書をしながら味わう珈琲は、静かで落ち着いた時間をさらに深めてくれるでしょう。
自然音による新たな体験
また、利用者が静寂な空間に没入できるよう、ハイレゾで再生される自然音も楽しめます。JVCケンウッドのサウンドエンジニアによる録音で、屋久島や白神山地の自然音が時間や季節によって変わります。まるで森の中にいるような感覚を持たせてくれるこの音響空間は、読書体験をさらに豊かにする要素となっています。
予約と利用案内
「ほんのもり 駒込本家」は完全予約制で、定員が設けられています。平日は最大8名、土日祝日は15名まで利用可能です。利用料金は、オープン記念として18歳以上は1,800円、土日祝日には中高生1,000円、小学生以下500円という設定になっています。
利用は18歳以上の方が対象ですが、土日祝日はどなたでも利用でき、未就学児は保護者と一緒に2階にて楽しむことができます。ただし、静けさを大切にするため、私語を控えていただくことが求められます。
アクセス方法と注意事項
「ほんのもり 駒込本家」は、JR山手線「駒込駅」から徒歩約3分、東京メトロ南北線「駒込駅」から徒歩4分という便利な立地です。周辺には駐車場がないため、公共交通機関でのアクセスをお勧めします。
予約は2週間前から受付が開始されますので、あらかじめ計画を立てて訪問されることをお勧めします。また、前日以降のキャンセルは受け付けていませんので、ご了承ください。
終わりに
「ほんのもり 駒込本家」は、静けさに包まれた上質な読書体験を提供する新たな文化空間です。心からのリラックスと向き合える時間を求めて、ぜひ一度訪れてみてください。