日本美術を手軽に学べる新しい書籍
2023年7月1日、小学館から『ドラえもんと学ぶ日本美術超入門』が発売されました。この本は、ドラえもんのキャラクターと共に日本の美術を楽しく学べる内容となっています。美術への入り口が分かりづらいと感じていた人にとって、まさにぴったりの一冊です。
30のキーワードでわかりやすく紹介
本書では、絵画や工芸品を中心に、縄文土器から江戸時代の浮世絵まで、初心者にも理解しやすいように30のキーワードが設定されています。「若冲」「北斎」「風神雷神」など、日本美術に欠かせない作品が約120点紹介されています。その中には、「ゆるかわ」や「キラキラ」など、耳慣れないユニークなキーワードも展開されており、見て楽しい、美しいと感じられる作品に出会えることでしょう。
例えば、「琳派」の作品がたくさん登場し、日本美術の魅力をより楽しむことができます。
ドラえもんのオリジナルマンガも収録
さらに、本書には特別にドラえもんとその仲間たちが登場するオリジナルマンガも収められています。ドラえもんとのび太がタイムマシンに乗って日本美術の過去の世界に出かけ、さまざまな美術作品と出会うストーリーが展開されます。このコミカルな展開は、子供だけでなく大人にも親しみやすく、日本美術に対する興味を深めるきっかけとなるでしょう。また、『ドラえもん』の既存コミックスから関連するコマも紹介されており、より一層普段の読書の中で美術への接点を持つことができます。
読みやすい解説と監修
本書を監修しているのは、美術史家の山下裕二先生。彼の語り口調で解説された文は、専門用語が多くて難しいと感じる人でも気軽に読むことができるよう配慮されています。短い言葉で作品の見どころを伝える「山下’s EYE」も、注目のポイントを簡潔に示しており、視覚的な楽しさと理解が同時に得られる工夫が施されています。
購入情報
『ドラえもんと学ぶ日本美術超入門』はB5判の並製144ページ、オールカラーで構成され、定価は3,300円(税込)です。ISBN978-4-09-682497-9で、興味のある方はぜひ公式サイトや書店でチェックしてみてください。
日本の美術に興味があるけれど、一歩踏み出せなかった方々にとって、この本は新しい発見の扉を開く一助となるはずです。ドラえもんと共に、楽しく日本美術の世界に飛び込みましょう!