新たな中国の通史
2025-07-02 12:42:34

新たな視点で甦る「超約 中国の歴史」。アジアの超大国の過去を知る絶好の機会

歴史を紐解く新しい視点



2025年7月1日、東京書籍株式会社から『超約 中国の歴史』が発刊されました。著者はオーストラリア出身のリンダ・ジャイヴィン氏。彼女はアジア史を専門とし、中国語を習得後、長い間中国に住んできた経験があるという。ここで紹介する本書は、中国の歴史を全15章にわたって明快に編纂されており、読者にとって理解しやすい内容となっています。

中国は、現在GDPで世界第2位の国。数千年にわたり文明の一翼を担ってきたこの国の歴史を知ることは、我々にも非常に重要な意味を持ちます。本書では、王朝や諸国の変遷によって形成された中国の歴史を、地図やカラー図版を多く織り交ぜながら視覚的にも楽しめる形式で届けます。

多角的な視点



本書は、従来の「男性の政治史」を超え、経済や文化、宗教、さらにはジェンダーなど、様々な観点から中国の歴史を考察します。これにより、単なる政治的な歴史ではなく、広い視野で中国がどのように発展し、変化してきたのかを理解することができるのです。

各章の目次を見てみると、古代から近代に至るまでの歴史が網羅されています。第一章から始まり、「起源―ある卵の孵化、ある文明の誕生」、「漢―陰謀、革新、短い空位時代」、「明―栄華と没落」、「清—近代にいたるいばらの道」など、興味をそそるテーマが並んでいます。特に「習近平の新時代」という最終章では、現在の中国が抱える課題や展望についても触れられ、現代社会に生きる我々にとっても身近な問題を提示しています。

著者と監修者のプロフィール



リンダ・ジャイヴィン氏は、文化批評やエッセイ、翻訳などの分野で活躍する作家です。彼女の豊富な経験と深い理解が、本書にも反映されています。そして、日本語版の監修を務めるのは、東京大学大学院の川島真教授。アジア政治外交史の専門家として、書籍に対する深い洞察を持ち、著書も多数あります。

また、翻訳は倉嶋雅人氏が担当。彼もまた、翻訳や編集の分野で豊富な実績があります。彼の手によって、リンダ氏の内容が日本語でも自然に紡がれています。

まとめ



中国の歴史を知ることは、単に過去を振り返るだけでなく、現在や未来を考える手助けにもなります。『超約 中国の歴史』は、その名の通り、分かりやすく整理された新たな通史です。興味をお持ちの方は、ぜひ手に取ってみてください。定価は2,310円で、全国の書店やオンラインで購入可能です。歴史を知ることは文化を理解する第一歩です。本書から、その一歩を踏み出してみましょう。


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