FCEとフライヤーが業務提携、教育分野に新風を吹き込む
2025年7月1日、株式会社FCEと株式会社フライヤーが業務提携契約を締結しました。FCEは教育研修やDX推進に特化した企業であり、フライヤーは本の要約サービス「flier」を展開しています。両社が持つ独自の顧客基盤を活かし、人的資本経営に関する新しい育成ソリューションを共創することが目的です。
提携の背景
dot株式会社FCEは、主体性と生産性を最大化することをミッションとし、統合型人財育成プラットフォームやRPA導入支援を行っています。一方、フライヤーは、10分で本の要約を理解できるサービスを提供し、多くの法人顧客に支持されています。両社が提携したのは、変化が激しい時代において、学びの質の向上や学びの仕組み化のニーズが高まっているからです。
提携の狙い
この提携は、主に「学びの質」と「営業構造」の両軸で相乗効果を得ることを目指しています。フライヤーが提供する要約コンテンツは、利用者にとっての良質な学びのインプットを提供し、一方、FCEはその学びを組織全体に定着させる仕組みを構築します。この連携により、企業内の学びの流れを「インプット→アウトプット→習慣化」の循環で支援することが可能になり、結果として人的資本の質を向上させることが期待されます。
営業構造の拡張
また、FCEとフライヤーの営業スタイルのクロス展開も重要です。フライヤーは個人ユーザーとの接点を活かし、自発的な学びを広げる「ボトムアップ型」のアプローチが得意ですが、FCEは経営層や人事部門との接点を活かした「トップダウン型」の制度導入支援に強みを持っています。両社が協力することで個人と組織両方にアプローチし、新たな顧客開拓が可能となります。
提携の具体的内容
提携の初期段階では、共催セミナーや営業連携などの施策が予定されています。具体的には、学びの「インプット」と「アウトプット・定着」を一体化したパッケージ提案の開発も進めています。
共催セミナーのお知らせ
- - テーマ: “学ばない組織”は生き残れない!? 経営者・人事が知っておきたい教育DXの進め方
- - 日時: 2025年7月15日(火)13:00 ~ 14:00
- - 参加費: 無料
- - 参加方法: オンライン(zoom)
- - 申し込みURL: こちら
代表者のコメント
FCEの代表、石川淳悦社長は「この提携により、リスキリングや人的資本経営分野に新しい価値を提供できると期待しています」と語り、フライヤーの大賀康史CEOも「より多くのお客様に価値を届けるために、長期的なパートナーシップを築いていきたい」と述べました。
まとめ
この提携は、教育分野に新たな風を吹き込むものです。FCEとフライヤーが共に手を携えることで、日本企業の人的資本を最大化するための新しい道筋が開かれることが期待されます。今後の展開に注目が集まることでしょう。