こころは遺伝する
2026-03-27 10:45:20

ロバート・プロミンの新著『こころは遺伝する』が語るDNAの秘密とは

ロバート・プロミンの新著『こころは遺伝する』が語るDNAの秘密とは



2026年3月27日、株式会社河出書房新社より、行動遺伝学の権威であるロバート・プロミンの著書『こころは遺伝するDNAはいかに〈わたし〉を形づくるか』が発売されました。この本は、彼が初めて一般向けに執筆したポピュラーサイエンス書であり、私たちの心理や行動における遺伝の影響を明らかにしています。発売を記念して、7000字に及ぶプロローグが一挙公開されました。

遺伝 vs 環境の古き論争



「生まれなのか、育ちなのか」という問いは、長年にわたって繰り返されてきた論争です。本書は、この問題に対する科学的な答えを提供します。プロミンは、遺伝学の成果をもとに、私たちの性格や知能、行動にはどのように遺伝が影響を及ぼすのか、そしてそれを予測する新しい「DNA革命」について解説しています。

行動遺伝学者である安藤寿康氏は、本書の解説において、「私たちの世界観を揺さぶる書物」と表現し、遺伝についての事実から逃れられない時代が到来したことを指摘しています。この新たな視点は、心理学や社会に於いても劇的な変化をもたらす可能性があるのです。

スポットライトを浴びるDNA



近年、遺伝子解析の技術が急速に進化し、個人のDNAから心理的特性や行動の傾向を予測することが可能になりました。例えば、ある「占い」によって、個人が将来的にどのような精神的健康を持つか、またどれくらいの学業成績をおさめるかを予測することができるとされています。こうした進展は、実際には最先端の科学に基づくものであり、DNAは「自分らしさ」を理解するための鍵となっているのです。

過去の常識を覆す視点



心理学はこれまで「経験」が人格を形成するとする環境決定論が中心でしたが、プロミンの研究は「生まれ」が重要であるという視点を持ち込んでいます。過去数十年、遺伝学は、家族間の類似性が単に育ちから来ているのではなく、遺伝によるものであることを示唆してきました。その中で、子どもは遺伝的に親に50%似ているため、その影響が大きいのです。

社会的影響と倫理



このDNA革命は、遺伝と環境の関係を見直す新たな契機となっています。著名な学者やメディアからも本書には大きな期待が寄せられています。ハーバード大学のスティーブン・ピンカーも、「最も注目を集める科学分野について、最も著名な世界的権威が書いた、最も魅力的な一冊」と高く評価しています。これにより、私たちが今まで当たり前に考えていた概念の前提が変わる可能性があります。

まとめ



新著『こころは遺伝する』は、遺伝が私たちのアイデンティティや行動にどのように寄与するのか、またその理解が今後の心理学や社会に及ぼす影響について深く掘り下げています。一方でDNAの影響を知ることは、新たな倫理的問題も呼び起こすかもしれませんが、それは今後の私たちの知識と理解を深化させるための重要なテーマです。

本書は、従来の考え方に挑戦し、新しい知識の扉を開く一冊として、ぜひ多くの人に手に取っていただきたい作品です。詳細は、河出書房のウェブサイトでご確認ください。


画像1

画像2

画像3

画像4

関連リンク

サードペディア百科事典: ロバート・プロミン DNA革命 ポピュラーサイエンス

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。