スティーヴン・キングの新たな名作『フェアリー・テイル』が登場!
2023年4月25日、あの世界的な作家スティーヴン・キングの新作『フェアリー・テイル』がいよいよ発売されます。この作品は、彼の作家生活50年の節目を飾る重要な作品であり、ファン待望の内容が盛り込まれています。キングといえば、ホラー小説だけでなく、様々なジャンルで多くの名作を生み出してきました。デビュー作『キャリー』以来、彼は数々の名作を生み出し続け、今もなおベストセラー作家として君臨しています。
『フェアリー・テイル』の物語
この新作では、舞台が異世界「エンピス」に設定されており、主人公の少年が「サイコハウス」と呼ばれる不気味な屋敷の主と出会い、奇妙な冒険に巻き込まれるストーリーが展開されます。物語は、主人公が偏屈な老人とその愛犬との交流を通じて、さまざまな冒険や試練を経験する様子を描いています。キングは、コロナ禍に自らの心に問いかけ、ハッピーエンドを待つ物語を紡ぐことを決意し、書き上げたこの作品に心血を注いでいます。
50年のキャリアを凝縮した大判書
『フェアリー・テイル』は、A5判という大判サイズで刊行されます。これは過去にキングの日本版『IT』が大判として出版された時から続く伝統を受け継いだもので、21世紀以降、久しぶりにこの形で並べられた作品です。このサイズは、作品の内容が持つ威厳に相応しく、読みやすさも考慮されています。また、装画はキングの作品ではおなじみの藤田新策氏によるもので、視覚的にも楽しめる一冊に仕上がっています。
受賞の期待が高まる
さらに、『ビリー・サマーズ』が日本推理作家協会賞の翻訳部門にノミネートされていることも注目に値します。もし受賞すれば、キングはアメリカ探偵作家クラブのエドガー賞と、日本推理作家協会賞の両方を手にする初の作家となります。
試し読みとガイドブックの配信
今回の新作発売に際し、電子版の無料ガイドブックが好評配信中で、デジタル体験を通じて作品の魅力を存分に味わうことができます。ガイドブックでは、担当編集者との対談も含まれており、その中で新作の読みどころやキングの作家哲学について詳しく語られています。
まとめ
スティーヴン・キングは、この新作『フェアリー・テイル』で再びファンを魅了することでしょう。彼の半世紀にわたる創作活動が、今作にどのように反映されているのか、あなたもぜひ手に取ってその魅力を感じてみてください。
書誌情報
- - 書名:『フェアリー・テイル』(上・下)
- - 著者:スティーヴン・キング
- - 翻訳:白石 朗
- - 装画:藤田新策
- - 判型:A5判 上製カバー装
- - 定価:上巻4,675円(税込)下巻4,675円(税込)
詳細は文藝春秋の公式サイトでご確認ください。