看護実践の成果を学問に昇華する『ナーシングケアコネクトジャーナル』創刊から初の論文公開

看護実践の成果を学問に昇華する『ナーシングケアコネクトジャーナル』

看護師が現場で実践してきた知見を学術的に発信することを目的とした『ナーシングケアコネクトジャーナル（NCCJ）』が、2025年8月1日に第2巻1号を公開しました。この雑誌は、看護の質を向上させるための重要な一手となることを目指しています。

創刊の背景と意義

ナーシングケアコネクトジャーナルは、2024年8月の創刊以来、看護師による事例報告と実践報告を通して、看護の現場で得られた貴重な知識を研究や教育に結びつけることを目的にしています。これにより、看護実践の質が向上し、医療全体の向上につながることを期待しています。

看護の事例報告には、臨床で生まれる巨大的な知恵を文書化し、他の看護師や医療職と共有する役割があります。このような情報の共有によって、患者やその家族のニーズを理解し、個別のケアが強化されるのです。特に、現場での判断や工夫を詳述することで、看護の進化に寄与することを目指しています。

初めて公開された論文内容

今回の第2巻1号では、以下の二つの具体的な事例報告が掲載されました：

1. 在宅での腹膜透析を継続した療養者への訪問看護支援
2. 統合失調症患者への申告飲水の取り組み

これらの報告は、看護師が実際に行ったケアの詳細を紹介し、より良い実践につながる示唆を提供します。特に在宅での治療支援の重要性が浮き彫りになり、多様な看護のあり方を改めて考えさせられる内容となっています。

もちろん、これらの論文はオンラインで誰でも閲覧可能です。興味のある方は、公式サイトでぜひチェックしてみてください！

投稿受付と参加の呼びかけ

ナーシングケアコネクトジャーナルでは看護師（筆頭著者）による投稿を随時受け付けており、事例報告だけでなく地域での実践報告も歓迎しています。すべての看護師に参加のチャンスがあり、ダブルブラインド査読を経て掲載の可否が決定されます。

興味のある方は、ぜひ投稿してみてはいかがでしょうか。詳細はテキックス株式会社の公式サイトをご覧ください。