木材DLTの未来
2026-05-12 10:55:21

木材「DLT」が持つ未来の可能性とは?フォーラムで語られた木造建築の新時代

木材「DLT」が持つ未来の可能性とは?フォーラムで語られた木造建築の新時代



2026年3月13日、法政大学市ヶ谷田町校舎にて、注目の木質材料「DLT(Dowel Laminated Timber)」の出版記念フォーラムが開催されました。主催は株式会社クロスメディア・マーケティングで、著者である長谷川泰治氏と網野禎昭教授が登壇しました。約80名の業界関係者が集まり、木材や林業の未来について熱心に議論を交わしました。

DLTとは?


DLTは接着剤や釘を使わずに木の板材を積層し、木ダボで固定する技術です。このシンプルな製法により、木材の自然な香りや特性を損なうことなく、調湿や調温効果が長持ちします。また、解体やリユースが容易という点も大きな魅力です。持続可能な社会に向けた建築資材として、注目されています。

林業とDLTの関係


本イベントでは、日本の林業が直面する課題として、歩留まりの低下と低収益化、低質材の未活用問題が挙げられました。日本では工場の効率化が進む一方、利用されない木材が増え、経済的な打撃を受けています。著者らは、ヨーロッパの事例を引き合いに出し、DLTによる高付加価値化が有効な解決策であると述べました。

参加者の想い


長谷川氏は、DLTを通じて木材の背後にあるストーリーや多様性に目を向けることの重要性を強調しました。また、網野氏は、エシカルな価値観を持つことが持続可能な林業には必要不可欠であると訴えました。DLTが提供する柔軟性やリユース性は、持続可能な社会の実現に寄与する可能性があります。

DLTの具体的な活用事例


フォーラムでは、DLTを利用した興味深い建築事例も紹介されました。例えば、オフィスの天井に吸音材を入れたDLT板を使用したことや、震災後の仮設住宅に取り入れられた事例が紹介され、参加者はその革新性に感銘を受けました。建築家や地方自治体にとって、DLTは新たな選択肢となるでしょう。

おわりに


今回のフォーラムを通じて、参加者は木材「DLT」の魅力や持続可能な建築の可能性について深く考えさせられました。今後もこうした議論を通じて、日本の林業と建築の未来を切り開く鍵となる存在として、DLTが育っていくことを期待しています。さらに、著書『DLT 新しい木質材料が語る「持続可能な社会」のあり方』においても、これらのテーマが深堀りされていくことでしょう。

このフォーラムの詳細は、こちらのレポートからご覧いただけます。


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