通信の未来を探る『各種アンテナと鉄塔』
株式会社近代科学社より、2025年5月30日に発行される新刊『各種アンテナと鉄塔』は、通信技術の基盤であるアンテナと鉄塔の深い理解を提供する貴重な一冊です。著者の川上春夫氏は、数十年にわたる経験をもつ専門家であり、彼の視点から見たアンテナ技術の発展史を知ることができます。
書籍基本情報
この本はA5サイズの並製本で、全218ページを収録。印刷版と電子版があり、どちらも2,800円(税抜)で販売されます。ISBNコードは978-4-7649-0744-7となっており、楽天やアマゾンなどのオンライン書店でも入手可能です。
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本書の内容
本書は、アンテナと鉄塔が果たす役割を多面的に解説しています。最初の章では、TVやFM放送の黎明期から最新の地上デジタル放送に至るまでのアンテナ技術の進化を振り返り、現場での実際の設計や施工の様子を写真や図を用いて非常に分かりやすく描写しています。
次の章では、ラジオの中波放送におけるアンテナの設計や使用技術、放送効率など、詳細な解説が続きます。また、短波放送の電波特性を考慮した実験や施設工事についても触れ、技術の専門性を誇ります。
さらに、東京スカイツリーの地上デジタルテレビ送信アンテナに関する詳細な研究も行われており、この部分は特に現代の通信システムに興味がある読者にとって価値のある情報と言えるでしょう。
著者のバックグラウンド
川上春夫氏は、明治大学工学部を卒業後、八木アンテナ株式会社での研究生活を経て、上智大学や宇都宮大学などで教育に携わってきました。彼の知識と経験は本書の随所に活かされており、専門的な内容を一般読者にも理解しやすく展開する工夫がなされています。
まとめ
『各種アンテナと鉄塔』は、通信技術に興味を持つ全ての人々にとって必読の一冊です。アンテナ技術の進化に興味がある方や、通信のおける専門知識を深めたい読者にとって、しっかりとした基礎を築く助けとなることでしょう。近代科学社Digitalが提供するこの書籍は、デジタル技術を駆使した出版モデルで、持続的かつ迅速な情報提供を実現しています。ぜひ手に取って、その内容をご覧いただきたく思います。