大前粟生トークショー
2025-05-30 12:53:25

大前粟生の新作小説に吉田恵里香が参加するトークショー開催決定!

トークショーの開催と内容について



2025年6月7日、作家・大前粟生と脚本家・吉田恵里香のオンライントークショーが開催されることが決定しました。このイベントは、大前粟生の最新作である小説『物語じゃないただの傷』の刊行を記念して行われます。

新作『物語じゃないただの傷』は、自らの“傷”を武器にする二人の男性の異様な共同生活を描写しています。物語の中心には、後藤という男がいます。彼はフェミニストやポリコレに迎合し、ある意味での人気を得ています。しかし、彼の前に現れるのは片脚の不自由な男・白瀬。この白瀬が後藤の秘密を盾にして、同居を強要してくることから物語は展開していきます。

この作品は、前作『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』でも人間の繊細な感情を掘り下げてきた大前粟生が、今度は「差別への抵抗と告発が消費される社会」というテーマに深く切り込んでいます。大前は、自身の文学を通じて、現代社会が抱える問題を明らかにしようとしています。

トークショーの魅力



吉田恵里香は、NHK連続テレビ小説『虎に翼』やアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』の脚本家として知られています。今回のトークショーに向けて、彼女は「大前さんとお会いできることを心から楽しみにしています。私たちの考え方がどれだけ異なるのか、または意外にも近いのかを探る良い機会にしたいです。大前さんを同志だと思っています!」とコメントしています。

一方の大前は「『虎に翼』はアンバランスな社会問題を取り扱っており、対話を通じて人々がより良い方向へ進める可能性を示しています。『物語じゃないただの傷』では、男性側から語る弱さや葛藤も描いています。当日は吉田さんとの対話を通じて、共に地獄を見つめ直し、変化を探求する場にしたいという期待感を抱いています」と、トークショーへの思いを述べています。

トークテーマと参加方法



トークのテーマは「ジェンダーや差別について物語で描くこと」、「若さを武器にした作品を作れなくなる不安」など多岐にわたります。今後の時代を生き抜く二人だからこそ語れる内容に、多くの期待が寄せられています。

オンライントークショーの配信チケットは、blueprint book storeにて販売中です。小説『物語じゃないただの傷』と配信チケットのセットは税込2,500円、配信チケットのみは税込1,000円で購入できます。売り切れ次第、販売は終了しますので、興味がある方はお早めに!

イベントの詳細


出演者


  • - 大前粟生
  • - 吉田恵里香

日時


  • - 2025年6月7日(土)13:00〜14:30

配信期間


  • - 2025年6月7日(土)〜6月21日(土)

チケット情報


  • - 小説『物語じゃないただの傷』単行本付き配信チケット:2,500円(税込)
  • - 配信チケットのみ:1,000円(税込)

主催はリアルサウンド ブック編集部、協力は河出書房新社です。参加を希望される方は、下記のウェブサイトからチケットを購入してください。


このトークショーを通じて、大前粟生と吉田恵里香の独自の視点や思考を体感する機会をお見逃しなく!


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