ファミリーマート、熱中症対策で新たな一手を打つ
ファミリーマートが全国47都道府県で、大塚製薬と連携し、熱中症対策を強化するための啓発動画を制作し、2025年7月1日より各店舗のデジタルサイネージ「FamilyMartVision」にて放映を開始します。この取り組みは、地域ごとの特性を活かしたオリジナルコンテンツとして展開され、熱中症のリスクを減少させるために重要な役割を果たします。
地域に根付いた啓発動画の展開
ファミリーマートは、2020年からデジタルサイネージ「FamilyMartVision」を店舗に設置し、商品情報やエンターテイメント、アート、ニュースなど多彩なコンテンツを配信しています。今回の熱中症対策啓発動画は、特に気温が上昇する夏の時期において重要性が増しており、具体的には「こまめな水分・電解質補給」や「エアコンの賢い使い方」などをテーマに、地域ならではの情報を盛り込んだ短い15秒の動画として制作されています。
これにより、大塚製薬との協力を得て、昨年30都府県での取り組みを基に、全国全ての都道府県に向けて拡充されました。約10,400店舗に設置されたデジタルサイネージでは、11時から17時59分の間に1時間に6回、被害を未然に防ぐための動画が放映されます。
ショーカードやポスターによる補完
また、デジタルサイネージが設置されていない店舗でも、店頭でのショーカードやポスターを通じて熱中症のリスクについて周知を徹底します。放映期間は2025年7月1日から7月14日までで、特に愛知、沖縄、大阪、奈良県の店舗ではポスターの掲示も行う予定です。
熱中症対策の啓発活動を推進
加えて、大塚製薬が提供する「熱中症対策アンバサダー®」講座も注目されます。この講座では、熱中症の危険性やそれに対する対策についての専門的な知識を学ぶことができ、受講者は講座修了後に「熱中症対策アンバサダー」として認定されます。この活動を通じて、地域社会のメンバーが率先して熱中症の予防に取り組むことが求められています。
ファミリーマートは、全国各地の加盟店および社員にこの受講をすすめ、緊急時の適切な対策や熱中症のリスクの高い方々への注意喚起など、地域を支える活動を行っていくとしています。
地域密着型のサービスを目指すファミリーマート
ファミリーマートは「あなたと、コンビに、ファミリーマート」というスローガンのもと、一人ひとりのお客様を家族のように大切にしながら、地域に密着したサービスを提供し続けることを目指しています。熱中症対策という重要なテーマに取り組むことで、便利さだけでなく、安心感をも提供する店舗へと進化し続けています。
このように、ファミリーマートと大塚製薬の連携は、ただの啓発活動にとどまらず、地域の安全を守るための重要な一環として位置づけられています。今後も新たなコンテンツとサービスを通じて、地域のニーズに応える姿勢を貫いていくでしょう。