『ぼくの色』が話題に
2025-06-26 14:01:39

児童小説『ぼくの色、見つけた!』が全国コンクールの課題図書に!

児童小説『ぼくの色、見つけた!』が話題に



株式会社講談社から発売中の児童小説『ぼくの色、見つけた!』が、第71回青少年読書感想文全国コンクールに選ばれました。これは、2025年度の小学校高学年の部の課題図書として期待されており、教育界でも大いに注目されています。

この作品は、色覚障がいを抱える主人公・信太朗の成長物語です。物語の中で、信太朗はトマトの色を見分けることができなかったり、肉が焼ける時の色や香りを感じ取ることができなかったりすることで、色盲であることが明らかになります。この現実に直面し、同級生から偏見を受ける中で、彼は自分を見失ってしまいます。

幸いにも、彼の担任の先生は信太朗の特異な見え方に理解を示し、彼を支えてくれます。このサポートを受けることで、信太朗は自分の色の見え方の特別さに気づいていきます。色覚障がいは男子の約20人に1人、女子は500人に1人が経験していると言われますが、その実情を真剣に描いた児童書はなかなか多くはありません。本書は、元教員である志津栄子氏が、当事者や関係者への取材を元に書き上げた意欲作です。

教育界でも注目される作品



さらに、この小説は中学受験においても頻繁に取り上げられており、暁星中学校や大妻中学校など、複数の学校で入試問題に採用されています。加えて、令和6年度埼玉・冬休みすいせん図書にも選ばれ、多くの教育機関から注目されている状況です。

金城宗幸氏、人気サッカー漫画『ブルーロック』の著者もこの作品を高く評価しています。読者の感想もたいへん好評で、「悩みを持つ子どもたちに寄り添った感動的な物語」「心のきらめきを感じることができる」といった声が寄せられています。

「色覚障がい」というテーマは決して扱いやすいものではありませんが、本書はその壁を乗り越え、子どもたちに大切なメッセージを伝えています。色の見え方に悩む人や、自分自身の弱みと向き合うことに戸惑う人々にとって、心に響く内容になっています。

読書体験の価値



この作品は全体が非常に読みやすく、読書初心者や小学6年生以下の子どもたちにも訪れやすい内容となっています。また、2025年の第71回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書にも選ばれており、夏休みの読書感想文や受験対策にも最適です。

読者がこの本を読むことで得られる勇気やヒントは、様々な場面で役立ちそうです。心に響くメッセージと共に、ぜひ書店やインターネットで手に取ってみてください。私たちの「見え方」を変える旅が、ここから始まります。

著者について



著者、志津栄子氏は岐阜県に在住しており、2022年には『雪の日にライオンを見に行く』で第24回ちゅうでん児童文学賞の大賞を受賞しました。自身の2作目である『ぼくの色、見つけた!』が、ここまでの注目を集めていることに、彼女もさぞ誇りに思っていることでしょう。

書籍情報


作品名:ぼくの色、見つけた!
著者:志津栄子
絵:末山りん
価格:1650円(税込)
* 購入リンク:アマゾンで購入する

この一冊が、色の見え方だけでなく、人生の様々な瞬間にも新たな視点をもたらしてくれることでしょう。


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