フラワーアーティスト篠崎恵美が贈る「Gathering」
代官山のヒルサイドテラスにて、フラワーアーティストの篠崎恵美による待望の個展「Gathering」が2025年2月20日から3月2日まで開催されます。この展覧会では、約300点にも及ぶ、永遠に咲き続けることをテーマにした独自の紙の花が展示される予定です。
篠崎恵美は栃木県宇都宮市生まれ。彼女の母親の影響で幼い頃から花に親しむ日々を送り、東京でファッションデザインを専攻する中で、トレンドの流れの速さに疑問を抱くようになりました。この思索が、自然のサイクルとの調和を求める芸術家としての道を照らすきっかけとなったのです。
2009年に篠崎は「edenworks」を設立。「花を棄てずに未来に繋げる」という理念の下、フラワーアーティストとして活動を開始しました。彼女の表現方法は、紙を用いた花の創作を中心とし、永遠の美しさを追求するものです。
展覧会の見どころ
本展覧会のテーマ「Gathering」は、同時に集まりと別れ、個であることの重要性を伝えています。約100種類の花々が展示され、四季折々の彩りが会場全体を花畑のように変貌させます。ポピーやクリスマスローズなど、本来は同時に咲かない花々が一堂に会し、訪れる人々に新たな発見を提供します。
さらに、紙の花を使ったブックレットも展示販売されるため、訪問者は篠崎の芸術に触れながら、その美しさを心に刻むことができます。加えて、篠崎の作品はただの装飾に留まらず、生命の無常さと美しさを併せ持つ象徴的なアートピースとなっています。
篠崎は「花や植物の生と死、刹那的なものと永遠なものの間の深淵な領域」を探求することで、観る者に新たな感動をもたらします。彼女の作品は、光を浴びた花々や旅先で出会った異国の花々の記憶が息づくものであり、普遍的な美を再考する機会となるでしょう。
この展覧会では、篠崎のふるさととも深い関わりを持つ紙素材と天然石、そしてワイヤーを用いることで、まるで生きた花のような表現を可能にしています。彼女によって創造された花々は、見る人の心を掴み、また家に持ち帰りたくなるような魅力を放っています。圧倒的な美しさに包まれた空間の中で、訪れる人々は一時の安らぎを感じることでしょう。
展覧会概要
- - タイトル: フラワーアーティスト篠崎恵美「Gathering」
- - 会期: 2025年2月20日(木)− 3月2日(日)
- - 会場: 代官山ヒルサイドテラス・ヒルサイドフォーラム
- - 入場料: 無料
- - 開場時間: 12:00−19:00(初日12:00−17:00、最終日11:00−17:00)
- - 主催: 一般社団法人オンザヒル
篠崎恵美の「Gathering」は、花の可能性を追求する展示であり、ぜひ皆様の足を運んで心の美しさを感じ取っていただきたいです。