新作音楽劇『エノケン』、エンタメ界の重鎮が集結し開幕へ

音楽劇『エノケン』が2025年10月に上演決定

喜劇界の伝説、榎本健一の人生を描いた音楽劇『エノケン』が、2025年10月7日から10月26日まで東京・シアタークリエで上演されることが発表されました。本作は、作家の又吉直樹が手掛けた新作戯曲であり、演出は実力派のシライケイタが担当します。主なキャストには、名優である市村正親をはじめ、松雪泰子や本田響矢などが名を連ねています。

榎本健一は、昭和の喜劇王として多くの人々を笑いで楽しませた俳優です。彼の波乱に満ちた人生を軸に、戦前から戦後にかけて様々な出来事が展開されるこの作品では、榎本健一の影響を受けた人々との交流や、その背後にある家族や仲間との絆が描かれます。エノケンの笑いが、どのように日本の喜劇に影響を与えたのかを体感できる舞台になることでしょう。

最近公開されたメインビジュアルには、榎本健一役の市村正親を中心に、妻役の松雪泰子、息子役の本田響矢らが勢揃いし、まさに豪華な顔ぶれが印象的です。市村は役柄について、「ストイックで神経質なエノケン、その人間的な魅力をお客様に伝えたい」と意気込みを語っています。また、松雪も「二人の妻を一人で演じるのは初めてのこと。新たな挑戦として、喜劇人としての苦悩を感じて欲しいです」とコメントしており、彼女の存在が舞台にどのように深みを与えるのかも楽しみです。

本作品では、エノケン自身の人生のみならず、彼を支えた人々の物語も描描写されます。榎本健一は、戦前・戦後にかけて小さな劇団からスタートし、やがて大規模な劇団を率いるまでに成長しました。その舞台は、彼の感性と体技、音楽性なくしては実現できなかったものです。その後、各地で行われる公演も予定されており、大阪、佐賀、愛知、川越でも上演される予定です。

切なくも温かいエンターテイメントが、どのように舞台上で展開されるのか、楽しみでなりません。チケットの抽選先行は2025年7月8日からスタート予定で、いち早くこの新たな喜劇の世界を体験できるチャンスです。すでに多くの期待の声が寄せられており、音楽劇『エノケン』の開幕を心待ちにしているファンが多いことが伝わってきます。

この音楽劇は、ただエノケンの記録をなぞるのではなく、彼の人生を深く掘り下げることで、時代を超えた普遍的な魅力を明らかにすることを目指しています。悲しみや喜びが交錯する彼の物語を、ぜひ劇場で体感してみてください。詳細については、ホリプロステージの公式サイトをご覧ください。