仕事と介護の両立を支えるための新刊が登場
介護を抱える家族が増える中、働きながら介護を続けることの難しさは、多くの人にとって切実な問題となっています。この度、翔泳社から新刊書『介護離職が頭をよぎったら整えたい 仕事・家庭・自分自身のこと』が2025年7月22日に発売されることが発表されました。著者の和氣美枝氏は、自身も介護を経験しており、介護と仕事の両立を実現するための具体的な方法を指南します。
介護離職の現状
近年、育児・介護休業法の改正などが進んでいるものの、それでも介護離職を余儀なくされる人は年間で10万人を超えています。「会社に迷惑がかかるから辞めるしかない」と考えてしまう人も多いですが、それは本当に正しい選択でしょうか?本書では、介護と仕事をどう両立させるか、そのために必要な知識と心構えについてわかりやすく解説していきます。
本書の内容
本書は、介護を抱える全ての人に向けて、安心して働ける環境を整えるためのヒントが盛り込まれています。特に「家庭環境」「職場環境」「自身の心身の環境」という3つの側面の最適化に注目し、具体的なアクションプランを提供しています。
- - 第一章では、介護とキャリアをどう両立させるべきか、また、なぜ多くの人が介護離職をしてしまうのかを考察。
- - 第二章は、離職しないための基礎知識を解説し、介護休業や介護休暇の活用方法について詳しく触れます。
- - 第三章では、家庭環境を整えるための具体的な方法や、地域の支援を受ける際のポイントについて述べられています。
- - 第四章は職場環境の最適化に焦点を当て、どのように会社に介護の必要性を理解してもらうかのノウハウが盛り込まれています。
- - 第五章では、自分の心を守り、気持ちに向き合うための方法が紹介されています。
本書には、介護離職を減らすために知っておくべき情報がコンパクトにまとめられており、実用的なアドバイスが満載です。自身のライフスタイルに合った介護のやり方を探る手助けとなることでしょう。
著者について
和氣美枝氏は、「一般社団法人介護離職防止対策促進機構」の代表理事として、介護離職を防ぐための取り組みを行っています。介護者支援に尽力する一方で、国家資格キャリアコンサルタントとしても活躍しており、実践的な経験を基にしたアドバイスを行っています。
本書は、仕事と介護の両立に悩む人々にとって、心強い道しるべとなることでしょう。介護の準備や心構えを整え、家族のためにできるベストな選択をするために、ぜひ手に取ってみてください。全国の書店やオンラインショップでの購入が可能です。