極真空手のレジェンド、八巻建志の自伝が登場
2025年6月18日、空手界の伝説的存在である八巻建志の自伝『八巻建志自伝 真、未だ極まらず』が双葉社から発売されます。この本では、八巻氏が自身の空手人生を振り返り、現役選手としての苦悩や喜び、今後のビジョンについて率直に語っています。
誰もがうらやむ地位を捨てた理由
八巻建志は極真空手のグランドスラムを成し遂げた唯一の存在として知られており、現役時代にはさまざまな記録を打ち立てました。しかし、引退後はアメリカに渡り、自ら道場を設立することを選びました。高額なファイトマネーに誘われることもあった中で、彼がなぜこの道を選んだのか、その真意が本書で明かされています。ストイックな生きざまや、研鑽を積む日々の中で感じた思考の葛藤が、詳細に語られています。
自伝の構成と内容
本書は複数の章からなり、以下のように進んでいきます。
- - 第一章ではいじめられっ子だった八巻が空手に出会った経緯が語られます。空手との関わりが彼をどのように変えたのか、感動のストーリーが展開されます。
- - 第二章では、極真空手の頂点に上り詰めるまでの道のりが描写されています。数々の試合での奮闘や自身の成長が見所です。
- - 第三章で語られるのはアメリカでの生活。新たな挑戦の中での葛藤と成長が、真摯に綴られています。
- - その後、第四章、第五章を通じて、自身の拳で進む力強さと空手への情熱が語られ、最終的には未来へ向けた希望と展望について述べられます。
夢枕獏による序文
本書の序文は、格闘小説で名を馳せた夢枕獏が執筆しています。彼の深い洞察が八巻氏の生き様に新たなトーンを与え、読み手にエネルギーを提供します。また、カバーや口絵は格闘写真家・長尾迪によるもので、彼自身の姿が記録されています。
空手の未来を照らす一冊
『八巻建志自伝 真、未だ極まらず』は、「最強」を求め続ける八巻建志の半生を通して、空手に対する愛情や敬意が込められています。この書は、単なる自伝にとどまらず、現役の空手家や格闘技ファンにとっても、未来に向けたインスピレーションを与えることを目指しています。
この重要な一冊は、八巻建志が歩んできた道のりや彼が追求する「究極の空手」を理解するための貴重な資料となるでしょう。極真空手という一瞬の煌きだけでなく、それがいかに未来に繋がっていくのか、ぜひ多くの方に手に取ってみてほしいと思います。
書誌情報
- - 書名:八巻建志自伝 真、未だ極まらず
- - 著者:八巻建志
- - 定価:2,090円(税込)
- - 判型:四六判
- - ページ数:208ページ
- - 発売日:2025年6月18日
- - ISBN:978-4-575-31970-5
- - 発行:双葉社
さあ、あなたも八巻建志の足跡を辿り、彼の哲学に触れてみてはいかがでしょうか。