長崎で歌舞伎特別公演
2025-05-27 13:54:28

長崎スタジアムシティで歌舞伎舞踊特別公演が開催決定!

長崎スタジアムシティで歌舞伎舞踊特別公演が開催決定



2025年5月26日、長崎スタジアムシティのホテル長崎14階にある「THE CLUB NAGASAKI」にて、歌舞伎舞踊特別公演の記者会見が行われました。この会見には、歌舞伎俳優の片岡愛之助さんと振付・日本舞踊家の藤間勘十郎さんが登場し、公演の魅力や意気込みを語りました。

特別公演の意義



g株式会社リージョナルクリエーション長崎の代表取締役社長、岩下英樹氏は、長崎スタジアムシティの開業からの半年間にわたる活動を振り返り、スポーツや音楽に加え、日本の伝統文化である歌舞伎の公演を行うことができることに対する喜びを表明しました。長崎ではなかなか伝統的な芸能を観る機会がないため、今回の公演が地域の方々に楽しんでいただけることを願っていると語りました。

さらに、長崎の子どもたちを招待する企画も計画中で、より多くの人々に歌舞伎に触れてもらう機会を提供する意向が示されました。長崎スタジアムシティ歌舞伎舞踊特別公演は、多くの人の心に残る経験となりそうです。

公演の演目について



藤間勘十郎さんが紹介した公演の演目には、以下の2つがあります。まず初めに、「正札附根元草摺(しょうふだつき こんげん くさずり)」が上演されます。

正札附根元草摺



この演目では、曽我五郎役を尾上右近さん、女方の舞鶴を中村壱太郎さんが務めます。壮大な富士山を背景に、梅の吊り枝の華やかな舞台での演技が見どころです。互いに草摺を引き合う場面は、荒事ならではの迫力を展開し、静と動の対比が楽しめます。また、「止めてとまらぬな」というセリフから息を呑むような軽妙な踊りに展開し、観客を魅了します。

この作品は、江戸時代から上演されてきた「曽我狂言」の流れを汲みながらも、観客を楽しませるために新たな演出が組み込まれています。

蜘蛛絲梓弦



次に上演される「蜘蛛絲梓弦(くものいとあずさのゆみはり)」では、小姓の寛丸や太鼓持の愛平、座頭の松市など、さまざまな役を片岡愛之助さんが演じ分ける変化舞踊が見ものです。物の怪との戦いを描いたこの演目では、一人の演者が次々に姿を変えるという壮大なスペクタクルが楽しめます。 初演は1965年であり、以来多くの劇場で上演されてきましたが、長崎スタジアムシティでのアリーナ公演は実に特別な体験となることでしょう。

片岡愛之助さんの意気込み



片岡愛之助さんは、長崎での歌舞伎公演を心待ちにしており、観客としての期待を語ってくれました。彼は『蜘蛛絲梓弦』の中で五役を早替わりしながら演じることに挑戦し、観客に蜘蛛の化けた悪役の微笑ましい瞬間を見逃さないでほしいと呼びかけました。

歌舞伎は馴染みがない方にも楽しんでもらえるよう工夫されており、特に長唄や常磐津の歌声に耳を傾ければ、ストーリーを理解しやすく、心温まる舞台経験となるでしょう。

公演は二日間にわたって行われる予定で、長崎スタジアムシティでしか味わえない特別な体験になると期待されています。地域の人々と共に歌舞伎を楽しむことができる貴重な機会となるでしょう。

表敬訪問も実施



会見後、長崎県の大石知事と長崎市の鈴木市長に表敬訪問も行われ、今回の公演が地域社会にどのように貢献できるかとの意見交換が行われました。日本の伝統文化である歌舞伎が、長崎に新たな風を吹き込むことを期待しています。


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