最新の大学評価とその変革に迫る
朝日新聞出版が発行する『大学ランキング2026』が、2025年4月21日(月)に発売される。創刊から32年を迎えるこのムック本は、大学をさまざまな観点で評価する96のランキングを掲載し、従来の偏差値だけにとどまらない情報を提供する。
多角的な評価と特色
本書では、就職や資格、入試、研究に加え、高校や企業からの評価、さらには政治家や経営者、芸能人の出身校、さらにはドラマや映画のロケ地としての評価まで、幅広い視点から大学の特色を浮き彫りにする。これにより、読者は日本の大学が持つ多様な顔を知ることができる。
特集のテーマは「激変する社会大学は変われるか」。この中では、関西国際大学の濱名篤学長と共愛学園前橋国際大学の大森昭生学長が対談を行い、大学教育の役割や社会との関わりについて語り合う。
法政大学のダイアナ・コー総長へのインタビューも必見だ。彼女は、大学が公平な社会の実現に寄与する使命があると主張し、大学のあり方についての重要な視点を提供している。
学長アンケート特集
本書のもう一つの目玉は、796の大学の学長によるアンケートデータを元にした特集である。この特集では、学費や入学選抜に関する学長たちの本音を探る内容となっており、読者は大学が現在直面する課題やそれに対する大学側の姿勢を知ることができる。
ランキングの一部を特別に公開
一部のランキングも特別に公開されている。例えば、2024年における有名企業400社への実就職率ランキング、グローバル教育に力を入れている大学の評価、2024年度の募集力、海外留学派遣のランキングなどが含まれている。
- 豊田工業大学
- 東京工業大学
- 一橋大学
- 国際教養大学
- 立命館アジア太平洋大学
- 国際基督教大学
- 千葉工業大学
- 龍谷大学
- 関西学院大学
- 関西外国語大学
- 早稲田大学
- 近畿大学
まとめ
AERAムック『大学ランキング2026』は、大学教育の重要性とその変革を問う必見の一冊となる。本書を手に取ることで、大学がどのように社会に影響を与え、またどう変わっていくことが期待されるのかを深く理解できるだろう。興味のある方は、ぜひ発売を楽しみにしてほしい。
定価は2530円(本体2300円+税10%)で、各書店やAmazonなどで購入可能だ。