スマホからの解放を提案する新刊『DIGITAL STANCE』
2025年6月20日、株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワンから『DIGITAL STANCE スマホに支配されない生き方 テクノロジーとの「健全な距離感」を見つける』が刊行されます。著者は元Googleの人材・組織開発責任者であるピョートル・フェリクス・グジバチ氏。この書籍では、現代社会において避けがたいスマートフォンとの関係を見直し、必要な距離感をどう保つかに焦点をあてています。
現代社会とスマホの関係
私たちの生活はますますデジタル化が進み、特にスマホを通じて常にインターネットに接続しているのが当たり前になっています。統計によれば、日本人は1日に約168分をインターネットに費やし、10代から20代ではその時間が4~5時間に達することもあります。この現実を踏まえ、本書はデジタルとの健全な関係を築くためのヒントを提供します。
グジバチ氏の洞察
『DIGITAL STANCE』は単なる「スマホをやめよう」というメッセージを発信するものではありません。むしろ、著者は「やめる」のではなく「使う」「離れる」「調整する」ことの重要性を強調しています。これは、アテンションエコノミーという現代の背景において、ただ受け身になってスマホに振り回されるのではなく、むしろ主体的に使いこなすことが求められるからです。彼の経験と知識をもとに、デジタルテクノロジーとの適切な距離感を見つける手助けをします。
読者へのメッセージ
本書には衝撃的なチェックリストがあります。食事中や会話中にスマホを見る、通知が気になって集中できない、朝一番にスマホを見るなどの行動が、実は「意志の弱さ」のせいではなく、テック企業が仕掛けたハマる仕組みによるものであることを理解してもらえます。読者は自らの習慣や思考を見直し、デジタル社会でより良い生き方を追求できるようになるでしょう。
書籍の内容
書籍の構成は非常にわかりやすく、以下の章立てが用意されています。
- - はじめに
- - 第1章: なぜ、わたしたちはスマホに振り回されてしまうのか?
- - 第2章: デジタルテクノロジーの光と影
- - 第3章: デジタルテクノロジーとの適切なスタンスとは
- - 第4章: より健全なスタンスをとるためのマインドセット
- - 第5章: デジタル資本社会で人生を自分の手に取り戻す
- - おわりに: 自分らしい生き方を求めて
- - 巻末付録: 各職業・立場別ガイドライン
それぞれの章では、読者が実際に試すことができる具体的な方法や考え方が提案されており、デジタル技術に振り回されない生活を構築するための道筋が示されています。
著者について
ピョートル・フェリクス・グジバチ氏は、連続起業家、投資家、経営コンサルタントとして広く知られています。彼はGoogleでの経験を活かし、デジタル技術と人間の関係性を深く考察しています。また、さまざまなベストセラーを執筆し、教育やビジネスの分野で活躍されています。
この新刊『DIGITAL STANCE』は、スマホ依存から抜け出すためのスタート地点を提供してくれる一冊です。ぜひ手に取って、あなた自身のデジタルライフを見直してみてはいかがでしょうか。