生成AIで描く就活支援
2026-07-29 07:50:16

佐賀大学と木村情報技術が生成AIで漫画を活用した就活支援の新しい形を発表

国立大学法人佐賀大学と木村情報技術株式会社が7月16日、佐賀大学本庄キャンパスで産学連携プログラムの公開発表会を開催しました。このプログラムでは、約3か月間にわたり生成AIを用いて漫画を制作し、就職活動に向けた自己分析を行った学生たちが2チームに分かれて発表しました。今回の試みは、佐賀大学にとって初めての挑戦です。

授業は5月から7月の間に全15回行われ、学生たちはウェルビーイングやチームビルディング、リーダーシップを学びながら、自分自身の理解を深めていきました。最終的には、その成果を漫画形式で表現し、SNS上で発信することを目的としました。AI漫画制作サービス『MOOTOON STUDIO』が、漫画作成のツールとして利用されました。

発表会では「かっぱえびせん」チームと「ケンザカィ」チームの学生たちが、自己分析の過程での気づきや学びについて熱心に共有しました。特に「かっぱえびせん」チームは、「MOOTOONで変わる!SNS発信革命」をテーマに進め、自己分析を視覚化することで客観的に自分を見つめ直すことができたと話しました。漫画という媒体によってメンバーの個性やエピソードも伝えやすくなり、この新しいアプローチが就活生に届くことを期待して発信しました。

一方、「ケンザカィ」チームは「MOOTOONで作る最新の教育現場」をテーマに、漫画を通じて自分の成長や価値観を表現する重要性を語りました。漫画は視覚的に強い影響を与え、仲間との理解を深める手段として機能したと述べています。

この授業は、学生が自己を振り返り成長するための新たな方法を提案しており、今後の教育現場における漫画活用の可能性も広がります。授業に参加した山内一祥准教授は、今回の取り組みが学生たちに質の高い学びをもたらしたと総括しました。

また、この取り組みの前に行われたアンケート結果も興味深いものでした。企業の採用担当者たちに「就活で漫画はアリかナシか」と尋ねたところ、すべての回答者が漫画で自己紹介した学生のことを記憶に残ると答え、約82%が採用広報に漫画を活用することに興味があると回答しました。これは、漫画が学生の内面をよりよく表現する手段として効果的であることを示しています。

このように、生成AIを利用した漫画制作を通しての自己分析は、学生たちにとって新しい道を切り開く可能性があります。木村情報技術の田中勝憲さんも、この経験が一人ひとりの未来につながることを願っています。自分自身を漫画で表現するこのスタイルは、今後の就職活動の新たなトレンドとなるかもしれません。


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