タイのマスコット「Watt-D」が「ゆるバース2025」に参加
タイの地方電力庁(PEA)の公式マスコットキャラクター「Watt-D(ワット・ディー)」が、日本最大級のマスコットイベント「ゆるバース2025」に登場しました。このフェスティバルは2025年9月27日と28日の二日間、東京都墨田区の隅田公園で開催され、タイ代表として初めての出場を果たしたWatt-Dは多くの観客を魅了しました。
Watt-Dとは?
Watt-Dは2022年に誕生し、スマートエネルギーと持続可能な発展を象徴するマスコットキャラクターです。彼の名前には、電力の単位「ワット」と、タイ語で「良い」を意味する「ディー」が組み合わさっており、「良い電気」という意味を持ちます。また、タイ語の挨拶「ワッディー」にも通じることから、彼は非常に親しみやすいキャラクターに仕上がっています。
Watt-Dの外見にはPEAのアイデンティティが色濃く表れています。具体的には、金色の稲妻の眉毛が電力の象徴としてユニークさを生み出し、紫色はPEAのコーポレートカラーとしての権威や気品を伝えています。その形状は電球を模しており、安全や友情、日常生活における親しみを表現する工夫がされています。さらにデジタル回路の模様は、PEAが進めているデジタル変革を象徴しています。
ゆるバース2025のイベント内容
「ゆるバース」は2010年から始まった「ゆるキャラグランプリ」を起源としており、観光促進や地域コミュニティの活性化を目的としています。今年のイベントでは、全国からさまざまなマスコットや海外からの招待キャラクターが集り、国際色豊かな交流が繰り広げられました。タイのWatt-Dもその一員として、決勝戦ではダンスや挨拶を通じて観客と交流しました。
今回の出演はPEA創立65周年という特別な日とも重なっており、Watt-DがタイとPEAの魅力を世界に発信する貴重な機会となりました。会場でも、Watt-Dは他のキャラクターと共に笑顔を交わしながら多くのファンと触れ合い、イベントを盛り上げる役割を果たしました。
未来へのビジョン
PEAは「Smart Energy for Better Life and Sustainability(スマートエネルギーでより良く持続可能な暮らしを)」というビジョンを掲げており、これからもエネルギーの革新やサービス品質の向上、国際的な協力関係の構築に努めていく意向を示しています。Watt-Dの参加は、こうした進むべき方向性を国内外に強く印象づけるものでした。これからのマスコットキャラクターたちが国境を越えて活躍する姿にも期待が寄せられています。