KizunaAIの新たな挑戦、バレエ『SWAN LAKE』がカンヌ映画祭に出展

KizunaAIの新たな挑戦：バレエの世界へ

バーチャルYouTuberとしての地位を築いたKizunaAIが、活動休止を経て新たに挑戦するのは、なんとバレエです。彼女が主演を務めるイマーシブフィルム『SWAN LAKE〜starring KizunaAI』が、2023年5月13日にフランス、カンヌ国際映画祭でワールドプレミアを迎えることが決まりました。

バレエとの出会い

バーチャルな世界での活動が主だったKizunaAIですが、3年間の活動休止期間中に出会ったのがこのバレエの世界です。彼女が挑むのは、クラシックバレエの名作「白鳥の湖」。その中で描かれる王子ジークフリートとオデット姫の悲しい恋物語に、KizunaAIがどのように命を吹き込むのか、期待が膨らみます。

イマーシブ体験の新境地

この作品は、空中映像装置やハプティクスデバイスを使用したイマーシブディスプレイで提供される特設劇場バージョン、そして一般劇場版のほか、VRゴーグル（Apple Vision Pro、Meta Questなど）やARグラスにも対応したマルチフォーマットでリリースされるとのこと。観客はKizunaAIと一緒に踊り、彼女の周囲を体感するというかつてない経験ができるのです。

KizunaAIの進化

KizunaAIは、2016年にバーチャルYouTuberの先駆者として誕生以来、音楽やトーク動画など多彩な活動を展開してきました。2022年に入ってからは無期限の活動休止に入りましたが、2025年からはアーティストとして新たなスタートを切り、「それでもつながりたい、あなたを知るために」というテーマのもと、KizunaAIと名義を改めて音楽活動を再開します。新たな音楽スタイルとして、インディー・バンドサウンドとJ-POPを融合させ、これまでにないJ-POPの形を世界に提示することを目指しています。

日本での公開予定

このイマーシブフィルム『SWAN LAKE〜starring KizunaAI』は、2025年の冬から日本でも公開予定です。ファンをはじめ、多くの人にこの新しい形のバレエを体験してもらいたいと彼女は期待を寄せています。

公式サイトも設立されており、詳細はこちらから確認できます。これまでの活動から彼女がどのように成長し、新たな表現を挑戦するのか、ぜひご注目ください。