職場のモヤモヤ疑問を解消する新刊!
株式会社アルクから、職場におけるハラスメントについて深く掘り下げた新刊『職場問題ハラスメントのトリセツ』が9月22日に発売されました。この本は、相談しづらいと思われる32のさまざまな疑問を解決に導くべく、職場でのハラスメントの具体的な事例とともに、その対処法を詳しく解説しています。
ハラスメントの理解を深める
現代において、セクシャルハラスメント、パワーハラスメント、マタニティハラスメント、さらにはケアハラスメント、SOGIハラスメント(性的指向及び性自認に関するハラスメント)や就職活動に関連したハラスメントなど、様々な「ハラスメント」が存在しています。しかし、こうした問題は、やはり人間関係の中から生じるものであり、誰しもが加害者や被害者になるリスクを持っています。
本書は、まず第一章で「ハラスメントとは何か」を詳しく説明し、ハラスメントが職場に与える影響や、どのような判断基準で問題を捉えるべきかに焦点を当てています。著者の村井真子さんはこの問題について、「ハラスメントを客観的に評価するためには、客観的相当性と主観的ストレス度が重要である」と述べています。
具体的事例とその対処法
実践編では、ハラスメントの具体的事例が32にわたり紹介されており、それぞれについてどう対処すればよいかが詳細に説明されています。例えば、無自覚なマタハラや、感情のコントロールができずに怒鳴る上司など、職場での実際のケーススタディを通じて、読者は自分自身の状況と照らし合わせることができるかもしれません。
こうした中で注目すべきは、「ハラスメント加害をしやすい人の類型」や「ハラスメント加害にあいやすい人の特徴」といったリストです。自己中心的な考え方を持つ人や、コミュニケーションが苦手な人など、具体的にどういった人がハラスメントを引き起こしやすいのかを明示しています。
ハラスメントを未然に防ぐ情報
また、本書にはハラスメントの加害リスクをチェックするためのリストや、ハラスメントが疑われる状況に陥った際の相談先に関する情報も収録されています。これにより、読者は加害者や被害者として窮地に陥る前に、早めの対策を講じることができるでしょう。
誰もが安心して働けるために
最後に、村井さんは本書を通じて「ハラスメントの本質を理解し、安心安全に働ける環境づくりの一助としてほしい」との願いを述べています。社会保険労務士、キャリアコンサルタントとしての豊富な経験をもとに、村井さんはこの新刊が職場の問題に悩む多くの人々にとっての道標になることを期待しています。
新刊『職場問題ハラスメントのトリセツ』は、職場環境をよりよくするために必要な情報を詰め込んだ一冊です。定価は1,980円(税込)で、全国の書店やオンラインでの購入が可能です。この機会にぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。