『玄海灘』多言語上演
2025-10-07 09:44:01

日韓国交正常化60周年を祝う『玄海灘』の多言語上演が決定!

韓国語・英語字幕付き『玄海灘』多言語上演



2025年12月、劇団劇作家が主催する『玄海灘』が上野ストアハウスでの上演を予定しています。この公演は、日韓国交正常化60周年と戦後80年の特別な節目を記念し、韓国語・英語の字幕が付けられる多言語形式で展開されます。通訳だけでなく、異なる文化に根ざしたストーリーを通して、観客に新しい視点を提供することを目的としています。

公演の概要


『玄海灘』は、金達寿の原作をもとにした作品で、1943年の朝鮮半島を舞台に展開されます。物語は、日本が朝鮮人青年の徴兵を決定した最中にあり、主人公ソ・ギョンテが日本人の恋人、大井公子とともに愛と祖国との葛藤を受け入れていく様子を描いています。彼の友人ペク・ソンオや警察官イ・スンウォンもそれぞれ異なる立場から物語に絡んでいき、複雑な人間関係や内面的葛藤が織り交ぜられています。

物語の背景


物語は、当時の日本による統治下における朝鮮の青少年たちの苦悩を描いています。ギョンテは、内地で育った青年として、帰国後に直面する現実に心を痛めます。当時、帝国主義の影響を受けた日韓関係において、彼の祖国に対する思いと、愛する女性に対する感情が葛藤を生むことになります。

また、友人ペク・ソンオも親日派の家庭に生まれ育ちながら、自身の生き方に疑問を抱き、警察官イ・スンウォンは抗日活動を取り締まる立場にあることから、彼の内面的な葛藤が深まっていきます。3人の青年たちが択択を迫られ、彼らの信念と生き方が交差する様子が観劇体験の一部となります。

上演詳細


公演は2025年12月11日から14日まで、東京都台東区の上野ストアハウスで行われ、開演時間は各日異なりますが、14:00と19:00からの回があります。チケット料金は一般5,500円、ナイトチケット(18時や19時からの指定回)は4,800円、30歳以下の若者向けの特別料金3,500円で提供されます。指定席はありませんので、早めの予約が推奨されています。

出演者とスタッフ


注目の出演者には、大谷賢治郎や岡田優、沖野竜也など多彩な才能が揃っています。スタッフ陣にも、有名な演出家や翻訳者が名を連ねており、質の高い舞台が期待されることでしょう。演出はEMMAが担い、韓国語と英語の翻訳者がそれぞれの文化背景を持ち寄りながら、作品の世界観を深めています。

チケット情報


チケットは会社カンフェティを通じて販売されています。購入の流れや特典については公式サイトをチェックしてください。多言語、異文化の交流が描かれる『玄海灘』、ぜひご参加ください。


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