福岡伸一新刊発表
2025-07-10 13:45:35

福岡伸一が語る新たな時間論『生命と時間のあいだ』が7月30日発売!

福岡伸一最新刊『生命と時間のあいだ』7月30日刊行



著名な生物学者であり、大阪万博『いのち動的平衡館』のプロデューサーを務める福岡伸一氏の最新刊『生命と時間のあいだ』が、2023年7月30日に発売されることが決定しました。この新著は、著者がこれまでの研究を基に構築した時間に関する新たな理論を展開し、我々の生命観や世界観を根底から揺さぶる内容となっています。

本書では、ダ・ヴィンチ、ダーウィン、ガリレオ・ガリレイ、フェルメール、そして現代の著名なクリエイターたち、例えば坂本龍一や村上春樹、手塚治虫らの作品を取り上げ、それらの中に流れる「時間」を深く掘り下げます。福岡氏は、それらの多様な文化的背景を持つ作品に共通する時間の流れを、一つの大きなテーマとして結びつけて考察しているのです。

近代科学が見落とした時間のパラドクス


福岡氏は、「近代科学では見えなくなった時間のパラドクス」を解き明かすことを目指しています。例えば、私たちは時間を微小な瞬間として捉えることに慣れ過ぎており、その視点から脱却できずにいます。彼は、本書の中でこのような制約を乗り越えるための新たな視点を提供し、我々が抱える不安や不満の根底にある「生命に対する向き合い方」の変革を促しています。

まえがきの中では、「私たちは今、あらゆることに不審と不満を抱えている。政治や経済の基盤には、生命に対する根本的な態度が欠如している」との見解を示しています。こうした思索を通じて、福岡氏は読者に対して新たな価値観の確立を呼びかけています。

カバーイラストは「アリスの時間」



本書の魅力をさらに引き立てるのが、落合陽一氏によるカバー作品『アリスの時間』です。落合氏は、本作で実在しない奇妙な時間を描き出しており、福岡氏の新刊との親和性において、視覚的にも衝撃を与えるものとなっています。彼の作品は、時間の流れを感じさせる独自の表現で、ついつい読み進めたくなる要素を提供しています。

著者の思い



福岡氏は、生物学者ならではの視点で、万博会場を訪れる中で得られたインスピレーションを元にこの書かれた文章をまとめました。「動的平衡とは何か、どのような物語がそこに潜んでいるのか」を探求する旅の一部として、読者にページをめくることの喜びを与えたいと語っています。

書籍データ



  • - タイトル: 生命と時間のあいだ
  • - 著者名: 福岡伸一
  • - 発売日: 2023年7月30日
  • - 定価: 1815円(税込)
  • - ISBN: 978-4-10-332213-9
  • - 予約ページ: 新潮社公式サイト

福岡伸一氏の圧巻の新刊に、ぜひご注目ください!


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