海洋教育の新提案
2025-08-08 11:09:31

内陸部から海のつながりを考える新しい教育プログラムの冊子が完成!

海を学び、地域を感じる「水をたどる仮面」



一般社団法人3710Lab(みなとラボ)と大仙市立中仙中学校が共に手がけた海洋教育プログラムの取り組みが、冊子『水をたどる仮面ー内陸から海を結ぶ授業の記録』として完成しました。この冊子は、海の存在が身近ではない内陸の地域で、いかにして海と人々の関係を築いていくかを模索した教育の成果が詰まっています。

「仮面」と地域の文化


2024年度からの取り組みとして、同校1年生の美術の授業を通じて地域の文化や自然、そしてそれらが海とどのように関わっているかに焦点を当てました。生徒たちは、身近な水や自然をテーマに、自らの思いや願いを込めた「仮面」を制作しました。このプロジェクトでは、秋田県大仙市の文化と自然の織り成す歴史が反映されており、特に地域の人形道祖神が持つ「仮面」は、自然とのつながりや地域文化を感じる大切な象徴です。

教育プログラムの狙い


本プログラムの目的は、単に海の教育を行うのではなく、地域の文化理解を深め、気候変動や環境問題についても考える機会を提供することです。海洋教育が地域の自然と文化、さらには地球環境へとつながる深い理解を促すことを目指しています。授業を通じて、生徒たちは外に出てフィールドワークを行い、それぞれの地域の魅力を発見し、表現する機会を得ることができました。

授業の結果を冊子にまとめる


冊子は大きく2つのパートに分かれており、第一部では大仙市特有の自然や文化についてのエッセイを中心に、生徒たちが地域に抱く思いや知見が記録されています。様々な視点から見た地域の自然の美しさ、そしてそれを通じて感じた「水」の流れと日々の暮らしが描かれています。

第二部では、仮面の制作過程や授業の目的、流れについて詳細に紹介されています。ここでは生徒たちが仮面を通じて表現した思いを読み取ることができ、教育活動の全体像が明確に理解できます。

未来への架け橋


最近の気候変動や環境問題がクローズアップされる中、海洋教育は持続可能な社会の形成において非常に重要な要素だとされています。しかし内陸部では海との距離が遠く、体験する機会が限られているため、海とのつながりを実感しにくいという現実があります。そのため、本プロジェクトは生徒たちが地域文化や自然に触れ、自らの視点で海とのつながりを考えるきっかけを提供することに重きを置いています。

参加の呼びかけ


現在、実践校の募集も行っており、興味がある学校や教育関係者には本プログラムの参加を呼びかけています。また、本プログラムに興味を持たれる方には、冊子を提供しています。海や自然をテーマにした教育活動を取り入れたい方はぜひお問い合わせページにアクセスしてみてください。

検索情報


この冊子『水をたどる仮面ー内陸から海を結ぶ授業の記録』は、教育や文化を学ぶ上で、大きな情報源となるでしょう。海と人との結びつきを新たな視点で考えるこの取り組みから、多くの学びを得ていただけることを期待しています。興味のある方は、ぜひこちらのリンクをチェックしてください:3710Labのウェブサイト


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