桐野夏生新作『ダークネス』
2025-07-30 11:56:05

桐野夏生の新作『ダークネス』!運命が引き寄せる闘いに挑むミロの物語

桐野夏生の新作『ダークネス』、本日発売!



人気作家の桐野夏生が、最新の長編小説『ダークネス』を新潮社から本日リリースしました。彼女のデビュー作『顔に降りかかる雨』で鮮烈な印象を残した主人公・村野ミロの物語は、続編のミロ・シリーズを経て、ついに新作で復活を果たしました。著者は「これを書くまで死ねないと思っていました」とその執念を語っており、作品に込められた熱意を感じます。この新作は、電子版も同時に発売されているので、手軽に楽しむことができるのも嬉しいポイントです。

新作『ダークネス』のあらすじ



本著は2025年、コロナ下の那覇を舞台にスタートします。主人公のミロは、息子ハルオと共に20年間、静かな生活を営んできました。しかし、ハルオがアルバイト先で特別な出会いを果たしたことで、彼らの運命が動き出します。宿敵である久恵や山岸といった人々の影が近づく中で、ハルオは自らの出生に隠された真実に向き合うこととなります。ミロは息子を取り戻すため、最後の戦いに挑むことになります。『バラカ』や『日没』などの話題作を多数発表してきた桐野さんが再びミロの物語を紡ぎだす様子に、読者は目が離せないでしょう。

書籍の内容紹介



ミロの心の叫びが響きます。「私の愛した男たちは皆行ってしまった。私の魂を受け止めてくれる相手はどこにもいない。」衝撃作『ダーク』から20年後、村野ミロはその存在を感じ、息子のハルオは「悪」を知る旅に出ることになります。この旅路は、二人の関係を揺さぶる困難な演劇を伴い、ミロは凍る火の玉のような決意で息子を守るための戦いに突入します。今作はシリーズの最終章として、圧倒的な迫力で描かれた話であり、読者を驚愕させること間違いなしの最高傑作です。

桐野夏生とは?



桐野夏生は、1951年に金沢市に生まれた日本の著名な作家です。1993年に『顔に降りかかる雨』で江戸川乱歩賞、1997年には『OUT』で日本推理作家協会賞、そして1999年には『柔らかな頬』で直木賞を受賞するなど、その実力を年々証明してきました。更に、数々の文学賞を受賞し、2015年には紫綬褒章を贈られ、2021年には日本ペンクラブの会長にも就任しました。桐野さんの名前は文学界での卓越した地位を強く印象づけており、2024年には日本芸術院賞を受賞する予定です。

この新作『ダークネス』は、彼女のキャリアの集大成であるかのような作品です。更に、webマガジン「yomyom」では、冒頭部分の試し読みを提供しているため、ぜひその魅力に触れてみてください。

書籍データ


  • - タイトル: ダークネス
  • - 著者名: 桐野夏生
  • - 発売日: 2025年7月30日
  • - 造本: 四六判変形
  • - 定価: 2750円(税込)
  • - ISBN: 978-4-10-466705-5
  • - URL: 新潮社の公式ページ

今後の展開に目が離せません。桐野夏生の新たな挑戦、どうぞお見逃しなく!


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