不登校とジャーナリスト
2025-05-15 10:48:50

不登校を経験したジャーナリストの新刊が5月に登場!

不登校を経験したジャーナリストのメッセージ



2025年5月14日、株式会社大和書房より、石井しこうさんの新刊『学校に行かなかった僕が、あのころの自分に今なら言えること』が発売されます。多くの人々が不安に感じる5月は、不登校が増える時期でもあります。特に「連休明け」と「運動会」が重なるこの時期は、他人事ではすまない家族も増えてきます。

石井さんは自身の不登校経験をもとに、400人以上の取材を通じて得た知見をもとに、不登校に悩む子どもたちにシンプルでエッジの効いたメッセージを届けています。彼は、不登校を経験したからこそ理解できる「リアルな悩み」に対し、正面から向き合います。例えば、「本当の友だちがいない」、「自分の不登校の理由がわからない」といった悩みへのアドバイスが詰まっているのです。

不登校の若者たちはしばしば自らの将来に対する悲観的な思いを抱きます。「不登校の自分が、この先どうなるのか?」という問いに対して、著者は経験者の立場から「どんなに困難でも生き続けることが大事だ」と訴えかけます。石井さんの言葉は、ただ単に苦境を脱することを求めるのではなく、自己理解や内面的な成長を促すものです。

石井しこう氏の思いや取り組み



石井さんは、中学2年生で不登校を経験し、その後は不登校に関する取材活動を続けてきました。著書内では、「取材のテーマは『不登校の私が、どうしたら生きていけるのか』」と語り、自身の救済を求めるために多くの人から話を聞いてきたと述べています。

彼が特に重視したのは、同じように不登校を経験した人々とその親の視点です。また、著名な有名人や政治家、経済人とも対話を重ね、さまざまな意見を集約しました。彼のデータベースは、400人以上にのぼり、各々が持つ不登校に対する様々な視点をもとに、本書は構成されています。

石井さんは読者に対して、「この本が少しでも『安心のきざし』を見つける手助けになれば」との願いを込めています。読んだ人が自分の心の内側と向き合う勇気を持てるような内容です。

おすすめの推薦者の声



本書の帯には、人気絵本作家のヨシタケシンスケ氏がコメントを寄せています。彼は「ここに君の先輩がいる」と伝え、学校に行くことが確かでなくても、自分にとって大事なものを大切にすることこそが人生の重要なテーマだとメッセージを送っています。さらに、他でも不登校の先輩たちからも感想が寄せられています。

不登校に対する偏見や誤解を解くため、石井さんは「卒業式をもう一度」などのプロジェクトを通じて、社会に向けた発信を続けています。彼の取り組みは、ただの告知にとどまらず、同じような苦悩を抱える若者たちへの希望の光となっています。

本書の目次と内容



本書の目次には、はじめに、学校、不登校生活、家族、自分自身、勉強、進路についての章があり、コラムでは不登校についての生の声が紹介されています。それぞれのテーマは、実際に不登校を体験した著者ならではの視点から語られています。

不登校に対する理解が深まると同時に、自分自身の心の状態にどう向き合うかを教えてくれる内容です。読者が安心して未来を描けるような道筋を示しているのが、本書の大きな魅力です。

著者のプロフィール



石井しこう(いしい・しこう)さんは1982年東京に生まれ、不登校ジャーナリストとして活動しています。中学校受験をきっかけに不登校を経験し、以来、様々なメディアで不登校に関する取材を続けてきました。さまざまな立場の人々から話を聞くことで、より広い視点を持つに至っています。

不登校というテーマに真正面から取り組む石井さんの新刊。ぜひ手に取って、どのようなメッセージが込められているのか感じ取ってください。


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