ビジネス本は本当に役に立つのか?社員と社長で異なる視点
11月1日は「本の日」として、読書文化の重要性を再確認する日です。この特別な日に、トゥモローゲート株式会社は意外なテーマで調査を実施しました。「ビジネス本は本当に役に立つのか?」という問いに対して、全国300人を対象とした調査結果を発表しました。調査は立命館大学の田中力教授の監修を受け、データを通じてビジネス書の実態を解明することが目的です。
日本では毎年、約6万冊の書籍が出版され、そのうち実用・ビジネス系書籍は約2万冊にのぼります。そんな中、トゥモローゲートの代表である西崎康平が自身初のビジネス書『レベルゼロ』を2024年5月に出版予定。社内ではすでに話題となっている中、一人の社員が「ビジネス本を読んでも意味がない」という発言をしたことが、この調査のきっかけになりました。
調査概要
調査の内容は、全国の15歳以上の男女300名を対象に、50問のアンケートをインターネットで収集。この調査では、「ビジネス本は役に立つか?」というテーマに加えて、読書習慣や職業、年収などを考慮に入れました。
調査結果
- - ビジネス本が役に立つと感じる割合は42%で、過半数に届かない結果。多くの人が「どちらとも言えない」としており、使用方法次第で結果が異なることが明らかに。
- - 年収を上げる要因についてが興味深く、ビジネス本を「何度読み返すか」が重要であることが判明。読書を「早く多く読む」人の平均年収は923万円であるのに対し、1度しか読まない人は427万円。これは、読書を如何に活かすかがカギであることを示しています。
- - 運動部と飲み会参加が影響を及ぼすことも調査で確認。運動部出身者はビジネス本を活用できる一方で、飲み会に頻繁に参加する人は、逆にビジネス本を読まない方が年収が高いというデータも見られます。
実際の意見
西崎は、「ビジネス本が役立たないのではなく、利用しようとしていないだけ」と語ります。調査からも、素直に受け入れ行動できる人がより良い成果を出す傾向が見えました。田中教授も、統計数字は人間の行動心理を解き明かす手段であり、ビジネス書が成果に繋がるのは、信じて行動できることが大切だと強調しています。
未来に向けて
今回の調査は、ビジネス書の影響を新たに捉え直すきっかけとなるでしょう。また、ビジネス書『レベルゼロ』は、実際の行動を促す内容とされており、これからのビジネスシーンでどのように評価されるかが期待されます。
ビジネス本とその活用について考えを深めるために、SNSキャンペーン「#ビジネス本は役に立つのか」が実施されます。このキャンペーンを通じて、読者自身の体験や思考を共有することで、新たな価値を創造する機会が増えるでしょう。
今後もビジネス書の使い方を見直しつつ、自らの行動へと繋げられる人々が増えていくことが期待されます。これが、成功へと導く一歩となるのではないでしょうか。