インド市場の未来を探るセミナーの開催
2025年6月25日、独立系金融機関のカド・キャピタル・マネジメントは「BLUME Ventures インド イノベーションフォーラム」を開催しました。今回のセミナーには、インドのベンチャーキャピタルであるBLUME Venturesのパートナーであるアシッシュ・ファファディア氏と、元ユニ・チャーム常務執行役員である木村幸広氏を招いて、インド市場の未来について熱い議論が繰り広げられました。
インド市場の黒字化を実現した木村氏の経験
木村氏は、ユニ・チャーム在職中、インド法人をゼロから立ち上げ、同事業の黒字化に成功した経験を語りました。その活動は、NHKでも取り上げられるほどの影響を持ち、現地での啓発活動が市場の創造に寄与したことなど、具体的な実績を交えてお話しされました。彼の講演を通じて、インド市場には多くのビジネスチャンスが隠れていることが分かります。
プロフェッショナルな視点からの解説
また、アシッシュ・ファファディア氏は、インドのスタートアップエコシステムの進化について詳しく説明しました。彼は、インドの国内消費構造が三層に分かれていること、そしてBlume Venturesがどのように投資戦略を進化させているかを、非常にわかりやすく解説してくれました。これにより、参加者はインドにおけるビジネス環境を深く理解することができました。
BLUME Venturesの意義と活動
BLUME Venturesは2010年に設立されたインドのベンチャーキャピタルであり、約6.5億ドルの運用資産を持つ。彼らはPre-Series A段階のスタートアップに特化し、各分野の専門家による成長支援を行っています。代表的な投資先には、Eコマースの「Purplle」や、若年層向けの決済ソリューションを提供する「Slice」があり、成功事例が続々と生まれています。
新刊とリーダーシップ論
さらにカド・キャピタル・マネジメントのグループ会社であるカド・インベストメントが、BLUME Venturesの著書『Winning Beyond Boundaries』の翻訳本を2025年7月15日に出版することが発表されました。この書籍では、インドから世界に羽ばたく11人のリーダーの挑戦が描かれており、起業家や政策立案者、スポーツ選手など各界での成功の秘訣が紹介されています。
インド市場の未来に期待!
今回のセミナーとそれに関連する情報から、インドは今後もビジネスの中心地として発展していく将来的な可能性を秘めていることが感じ取れました。経験豊富な専門家からの知見を得ることで、参加者たちは新たな投資機会やビジネスのチャンスを探求する刺激的な時間を過ごしました。これからもインド市場の動向に注目しつつ、さらなる成功を目指して努力を重ねていくことが求められます。