子ども書店プロデュース
2025-09-08 09:42:55

子どもたちが本屋を作り上げる新しい試みが始まる!

子どもたちが自ら企画する書店とは?



2025年2月、大垣書店が企画する新たな取り組み「こども書店プロデュース」が始まります。このプロジェクトは、株式会社スコップと大垣書店の共同制作によって実現し、地域の書店を舞台に子どもたちが自ら書店の売場をデザインしたり、セレクトしたりする貴重な機会を提供します。

このプロジェクトでは、子どもたちがスコップ・スクールで培ったクリエイティブな思考を生かし、具体的な商品選定やディスプレイ作成、さらには書評やPOP制作などを行っていきます。子どもたちが自らの感性を通じて書店の一角を作り上げていく様子は、見逃せない模様になるでしょう。

デジタル化が進む現代での読書の重要性



最近のデジタル化の影響で、子どもたちの読書離れが進んでいると言われています。しかし、実際の書店で本と出会うことは、子どもたちにとってかけがえのない体験です。「偶然の出会い」から生まれる新たな読書の楽しみは、人生において大きな影響を与えるものです。そうした背景も踏まえ、「こども書店プロデュース」は子どもたちの読書習慣の促進を目的としています。

子どもたち自身が本を選び、展示することで、「この本がどうして大切なのか」「どういう風にディスプレイすれば興味を持ってもらえるか」を考える過程自体が大きな学びとなるのです。また、書店での成果を友人や保護者、地域の方々とシェアすることで親子のコミュニケーションが生まれることも期待されています。

プロジェクトの内訳と参加対象



「こども書店プロデュース」は、小学生から中学生を対象にしたプロジェクト型学習(PBL)です。期間は2025年2月1日から28日までの1ヶ月間で、大垣書店の各店舗が舞台です。子どもたちは、書籍選定や売場デザイン、POP・ポスター制作など、全ての過程に参加しながら、社会で必要なスキルを学んでいきます。

このプロジェクトを通じて、子どもたちは「視点を変えて考える」「発想を深める」「意思を言語化する」「チームで協力する」といった重要な力を育むことができます。これにより、個々の想像力やコミュニケーション能力も向上し、今後の社会での活躍に繋げられるのです。

地域とのつながりを大切に



参加することで得られるのは、子ども自身の成長だけではありません。このプロジェクトは、地域全体に対しても良い効果をもたらすことが期待されています。家庭や地域内での読書文化の促進が図られることで、新たな交流が生まれ、書店が地域のコミュニケーションの場として機能するようになるのです。

このような取り組みは、単発で終わることなく継続的に行われ、最終的には地域の共通の文化として根付いていくことを目指しています。将来的には、他地域でも「こども書店プロデュース」の展開が計画されており、地域と教育、クリエイティビティを結びつけたムーブメントの広がりが期待されています。

スコップ・スクールとは?



スコップ・スクールは、視点を広げ、発想を深めるためのクリエイティブ探究を提供する教育機関です。子どもたちは、正解のない問いに挑むことで、自らの考えを深化させる力を育てています。このような教育的背景をもつ子どもたちが、スコップ・スクールでの学びを通じて実社会における創造的な力を発揮できる場を提供するのが、「こども書店プロデュース」の大きな目的なのです。

この貴重な体験を通じて、子どもたちがどのように成長し、地域に貢献していくのか。2025年2月からの活動が、どのように展開していくのか、今から楽しみです。


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